「IT人材、60%が将来の能力発揮に不安」 〜 NTTデータ経営研、意識調査2009を実施
NTTレゾナントの「gooリサーチ」登録モニター(業種:通信・IT関連サービス)を対象に、重要性がますます高まる「組織・人材マネジメント」の方向性を探るべく、「転職」「能力開発」「ワークモチベーション」の視点から、IT人材の意識調査を実施したもの。
調査期間は2009年11月24日〜2009年11月26日、有効回答1,039人を得たという。役職内訳は経営者・役員クラス:0.0%、事業部長・部長クラス:8.3%、課長クラス:15.3%、係長・主任クラス:30.6%、一般社員:45.8%、契約社員・派遣社員0.0%。職種内訳はコンサルタント・システム企画担当者:5.6%、プロジェクトマネジャー:14.9%、専門技術者(ITアーキテクト/ITスペシャリスト/アプリケーションスペシャリスト等):31.7%、プログラマー:18.5%、運用保守担当者:12.9%、営業:11.6%、その他:4.8%。
現在、転職を考えているかを尋ねたところ、「転職を考えており、志望企業や人材仲介会社と接触している、または予定がある」(7.6%)と「転職を考えており、転職に向けた情報収集を始めている」(13.0%)、「転職を考えているが、具体的な行動は起こしていない」(28.5%)を合わせ、約5割(49.1%)が転職を考えていることが分かった。またこの割合は昨年の44.8%よりも4.3ポイント増加しているという。転職を考えている人材に限って、転職を考えている理由を尋ねたところ、もっとも多かった理由は「現在勤めている会社の先行きに不安があるため」が約5割 (49.0%)である。次いで「現在勤めている会社では、希望するキャリアを実現できないため」(24.5%) 、第3位として「IT業界のSIからサービスへのビジネス構造転換によるスキルの陳腐化への不安のため」(9.2%)となっている。とくにここ1年間で個人年収が「15〜20%未満減少した」人材のうち、「転職を考えている」人材は約7割(69.6%)。また「転職活動を始めている」人材は4割以上(41.3%)となった。
能力開発においては、将来、さらなる能力を「今の職場・仕事にて発揮するのは難しい」と感じている人材が約6割(60.3%)となった。「会社内にさらなる能力を発揮できる職場・仕事がある」と感じている人材が約8割(77.4%)。現在、能力開発が充分「役立っていない」と感じている人材が5割以上(52.4%)で、能力開発が役立っていない第一の理由は、「社内の異動が活発でなく、必要な経験を積めないため」が4割以上(40.6%)となった。いずれにせよ会社の内外を問わず、「現在の状況」に不満や不安を感じている人が、圧倒的に多いことが判明したと言えるだろう。
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