テープストレージ市場、厳しい状況が続き2011年から復調へ 〜 IDC予測
IDCが発行したレポート「国内テープドライブ/テープオートメーション市場 2009年上半期の分析と2009年〜2013年の予測」(71ページ/630,000円)にてその詳細が報告されている。同レポートは、国内テープドライブとテープオートメーションについて実績と予測を売上額、出荷台数の観点から分析している。
同レポートによると、2009年上半期の国内テープストレージ(テープドライブとテープオートメーションの合計)の売上額は、前年同期比29.5%減の163億7,000万円となった。市場が大きく減少した2008年下半期よりも今期の減少率の方が大きく、景気減退の影響が一段と強く表れたという。2009年通年では前年比26.1%減の323億9,900万円の見通しとなっている。
2009年上半期の国内テープドライブの売上額は、前年同期比35.7%減の53億7,500万円で、出荷台数は同40.2%減の2万7,523台と、売上、出荷台数共に大幅な減少となり、非常に厳しい結果。LTOの減少幅は比較的小さいが、それでも前年同期から市場規模は3割減少した。ハーフハイトドライブでさえ、今期の出荷台数は初めて前年同期を下回った。現在も、国内サーバー需要の急速な回復は観測されておらず、2009年通年では、いっそう市場規模が縮小する見込み。2009年上半期の国内テープオートメーションの売上額は、前年同期比26.0%減の109億9,600万円で、出荷台数は同31.7%減の6,247台。LTOオートメーションの出荷台数も、初めて前年同期比2桁減少となった。
IDCは、2008年〜2013年の国内テープストレージ市場の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)を売上でマイナス6.0%、出荷台数でマイナス11.0%と予測した。売上額では、2009年は前年比26.1%減と大幅な減少を見込んでいるという。2010年も、減少率は小さくなるものの、引き続き前年実績を下回ると予測しつつも、2011年〜2013年はわずかながら前年比プラス成長すると予測した。プラス成長の原動力となるのは、テープオートメーション市場であり、テープドライブ市場は継続的に減少するとのこと。
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