NEC、仮想化環境に最適なSAN対応ストレージ「iStorage Dシリーズ」の新製品を発売 | RBB TODAY
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NEC、仮想化環境に最適なSAN対応ストレージ「iStorage Dシリーズ」の新製品を発売

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 NECは18日、SAN対応ストレージ「iStorage Dシリーズ」において、仮想化環境に最適な新製品4モデルの販売を開始した。

 新製品は、サーバ/ストレージ間のインターフェイス速度を大幅に高速化した中小規模向けモデル「iStorage D3-30」2種と、あらたにiSCSIインターフェイスに対応した小規模向けモデル「iStorage D1-30」2種の計4モデル。また、あわせて、本年4月に発売開始したスケーラブルモデル「iStorage D8-30」において、FC 8Gbpsインターフェイスに対応する。

 中小規模向けモデル「iStorage D3-30」では従来製品よりインターフェイス速度を大幅に高速化し、FC 8GbpsとiSCSI 10Gbpsのインターフェイスに対応。さらに、制御装置の内部バス処理を改良し、ディスクドライブ(HDD)へのアクセス速度を大幅に向上させた。また容量拡張を柔軟に行う「シンプロビジョニング」を実現するソフトウェア「iStorage ThinProvisioning」をあらたにサポートすることで、ファイル削除によりサーバ内で余剰となったディスク容量を再利用可能とする「領域解放機能」をあらたに追加。仮想化環境で要求されるリソースの有効活用と消費電力低減を実現した。FCインターフェイスモデル「iStorage D3-30」 が12月25日出荷、iSCSIインターフェイスモデル「iStorage D3-30i」 が2010年度上期出荷でともに価格は302万円〜(税抜)。いずれも147GB(15krpm)、SAS HDD×3、基本制御ソフトの内容となる。シンプロビジョニングソフトの「iStorage ThinProvisioning」は60万円〜で2010年1月25日出荷。
 

 小規模向けモデル「iStorage D1-30」ではiSCSI(1Gbps)インターフェイスをあらたに搭載。小規模のストレージシステムにおいても、LANケーブルなどの安価なイーサネット機器の利用を可能とした。FCモデルでは、最大ポート数を従来の4ポートから12ポートに拡大。冗長構成の場合、FCスイッチレスで最大6サーバまで接続可能となる。FCインターフェイスモデル「iStorage D1-30」、iSCSIインターフェイスモデル「iStorage D1-30i」ともに12月18日出荷開始で、価格は119.9万円〜。147GB(15krpm)、SAS HDD×3、基本制御ソフトの内容となる。

 あらたに追加されたスケーラブルモデル「iStorage D8-30」は、インターフェイス速度を高速化し、FC 8Gbpsインターフェイスモデルとなっており、従来より対応している「シンプロビジョニング」ソフトウェアにおいて「領域解放機能」を追加した。1ノードモデルの「iStorage D8-3010」で640万円〜、11月30日の出荷開始となる。シンプロビジョニングソフト「iStorage ThinProvisioning」は100万円〜。

 その他、従来比2倍の最大容量となる、SAS 600GB(15Krpm)/SATA 2TB(7.2Krpm)のディスクドライブのサポートや、ディスクバックアップ簡易構築機能(WebSAM Storage RepNavi Suite)の強化なども行っている。今回の新製品は、10月8日に発表された次世代ITプラットフォームビジョン「REAL IT PLATFORM Generation2」に基づいた製品であり、1台のサーバで複数の業務処理が行われる仮想化環境に最適な製品とのこと。
《冨岡晶》
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