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ソニー・エリクソン、使用済み試作機からも資源回収 〜 新製品へ再利用

2009年9月11日(金) 15時17分
金の資源循環プロセスの画像
金の資源循環プロセス
 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズは11日、携帯電話開発時に評価などを目的として使用する試作評価用機から金を抽出し、半導体に加工して携帯電話の新製品に再利用する資源循環プロセスを確立したことを発表した。

 市場で販売された使用済みの携帯電話を回収し、金を抽出するプロセスはすでにあるが、携帯電話メーカーが試作評価用機の回収を行い、金を再資源化して新製品に再利用するまでの完全な循環サイクルを実現するのは国内初の試みとのこと。このプロセスを利用した最初の製品は、2010年より出荷される予定。

 金の資源循環プロセスは、環境に配慮した製品開発の企画、試作評価用機(約5000台)の自主回収、金の抽出(約230g)および金線への加工(約30km)、半導体製造(約100万個)、再生金を含む半導体を携帯電話の新製品に利用、の5段階となる。加工および半導体製造の工程はソニーが担当する。今回の取り組みには、ソニーグループの製造および非製造事業所から排出される廃基板の処理や北九州市での小型電子機器回収実験のノウハウを活用しているという。なおソニーにとっても、小型電子機器から再生した金を含む半導体を実際に製品で利用するのは、ソニー・エリクソンの携帯電話が初めてとのこと。

 ソニー・エリクソンは、使用済み試作評価用機に含まれる銀、銅、パラジウムなどの再資源化についても継続的に検討していき、今後も環境負荷低減のための活動に積極的に取り組むとしている。
《冨岡晶》
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