キヤノンIT、IBE採用のゲートウェイ型電子メール暗号化製品「Voltage SecureMail Gateway V3.7」販売開始

2009年8月31日(月) 13時43分
Voltage SecureMail Gatewayによる電子メール暗号化利用例の画像
Voltage SecureMail Gatewayによる電子メール暗号化利用例
Voltage SecureMail Gateway V3.7画面の画像
Voltage SecureMail Gateway V3.7画面
 キヤノンITソリューションズは9月1日、米国Voltage Security社の製品であるゲートウェイ型電子メール暗号化製品の新バージョン「Voltage SecureMail Gateway V3.7」の販売を開始する。

 Voltage SecureMail Gatewayは、電子メールアドレスを公開鍵として使用する新しい暗号方式「IBE(Identity-Based Encryption)」を採用したゲートウェイ型の電子メール暗号化製品。IBE方式では、受信者の電子メールアドレスを公開鍵(暗号鍵(として暗号化に利用するため、証明書の取得、鍵(パスワード)の生成・配布・管理が不要になるという。復号するための秘密鍵(復号鍵)は、IBE鍵発行サーバーがオンデマンドで発行するため、証明書の取得や鍵(もしくはパスワード)の配布・管理などは不要とのこと。従来のPKI(公開鍵基盤)のような大がかりなシステムを使用せずに、添付ファイルだけでなく本文を含めた電子メール全体の暗号化や電子署名といった、セキュアな電子メール環境を低コストかつ簡単に実現できる見込みだ。また、Voltage SecureMail Gatewayは、多数の相手と双方向の安全な電子メール通信を可能にするZero Download Messenger(ZDM)を搭載。これにより社外の受信者が専用のソフトウェアをインストールすることなく、Webブラウザを利用して暗号化された電子メールを閲覧できる。さらに返信メールは自動的に暗号化される。

 今回の新バージョン「V3.7」は、出力できるレポートの種類が追加され、電子メール利用状況の分析がさらに簡単になった。日付・時間ごとのメール処理数、ドメインごとのメール処理数、送信者・受信者ごとのメール処理数、などが出力可能。pdf、xls、pptなどでのダウンロードも可能。またアンチフィッシング機能が強化された(オプション)。アンチフィッシング機能(Voltage SecureMail Anti-Phishing)を利用すると、電子メールの受信者は、暗号化された電子メールに貼り付けられているパーソナルイメージを確認することで、受け取った電子メールが正当なものであるか、もしくはフィッシングメールかどうかを見極めることができる。社内からゲートウェイ経由で送出される電子メールだけでなく、Zero Download Messenger(ZDM)で暗号化された電子メールにも、アンチフィッシング機能が有効となった。またブランドマネージャを利用すると、高度なWebデザインの知識がなくても簡単に画面のカスタマイズを行うことが可能。Voltage SecureMail Gateway V3.7の価格は税別90万円 (100ユーザー)〜、Voltage SecureMail Anti-Phishingは個別見積りとなる。
《冨岡晶》
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