NTTデータ、基幹系システム向けソリューション「FINALUNA rock-solid framework」にIBM製品群を採用
日本IBMはWebSphereのOEM提供に、SOA製品を追加するとともに、NTTデータに国内および製品開発元を含めた製品技術の支援体制を提供する。NTTデータは、従来から提供している金融機関向け情報系システム構築ソリューション「FINALUNA」(ファイナルナ)を基幹系システムにも適用できるよう、ミッションクリティカル対応機能を追加してきたが、今回のIBM製品群の採用によるあらたな信頼性と保守性を高める機能拡張により、基幹系システム向けのソリューションとして、「FINALUNA rock-solid framework」の整備・展開をさらに進めるとのこと。NTTデータは「FINALUNA rock-solid framework」の提供を2010年上期に計画している。
金融機関の基幹系システムは、大規模かつ非常に高いRASISが求められる。また、長期間に渡り継続運用しているシステムでは、2007年問題に代表される保守人材の不足などの課題を抱え、システム更改にあたってはオープンでスタンダードな技術を採用し、保守においても効率的に実施できるシステムへの関心が高まっている。そこでNTTデータでは、金融機関向け情報系システム構築の分野で多くの実績を持つ「FINALUNA」を活用し、基幹系システム向けのソリューションとして「FINALUNA rock-solid framework」を整備・展開する。日本IBMは、ESBやBPM機能およびオブジェクト・グリッドなどクラウドコンピューティングをサポートするミドルウェア製品群WebSphereをOEMとして提供するとともに、NTTデータに国内の製品技術支援体制だけでなく、IBMコーポレーションの製品開発元からも技術交流プログラムを通して技術支援を提供するとしている。
「FINALUNA rock-solid framework」が提供する主な機能は3つ。まず、電文欠損のない高信頼なシステム間連携機能を提供することにより、疎結合なサブシステムをSOAのコンセプトによる統合を実現するESB(エンタープライズサービスバス)の「FINALUNA rock-solid ESB」。そしてJavaのトランザクションを細かくコントロールし信頼性を向上させることで、基幹系システムをJavaで構築できるようにする、Javaフレームワークの「FINALUNA rock-solid Java framework」。最後に、大量のアプリケーションログを高速に処理することにより、業務処理を準リアルタイムに監視し自律的運用を実現し、クラウドコンピューティング向け技術を活用した「FINALUNA rock-solid autonomic operations」となる。
「FINALUNA rock-solid framework」を基幹系システムに適用することによって、オープンでスタンダードなJavaによる金融機関のオンライン基幹業務処理を実現できるようになるとのこと。また、大規模な基幹系システムを、互いに疎結合なサブシステムに分割し、SOAコンセプトで統合した保守効率の高いシステムに更改できるようになる。さらに、プラットフォームをz/OSにすることによって、非常に高いRASISの要求を実現するとともに、将来のノンストップ・エンタープライズ・クラウド環境を含めた対応力を強化できるようになる見込みだ。
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