東芝ソリューションは7日、インターネットなどのオープンなネットワーク上で生体認証を利用するための技術規格「生体認証のための認証コンテキストACBio(Authentication Context for Biometrics:エーシーバイオ)」が2009年5月に国際標準規格として発行されたことを発表した。 「ACBio」は、2003年に経済産業省の基準認証研究開発事業の一環として標準化活動を開始し、2005年にISO/IECのプロジェクトとして発足。同社がこれまで主導して標準化を進めてきたが、ISO/IEC JTC 1における国際投票において、投票国(28カ国)すべての賛成をもって国際標準規格として2009年4月に承認され、5月に発行された。 東芝ソリューションが独自に開発した「ACBio」は生体認証の処理内容を示すためのデータ構造規格であり、この規格に準拠したデータをサービス提供者と利用者間でやりとりすることで、オープンなネットワーク上で安全な生体認証を実現する。これまで、生体認証技術は金融機関のATMをはじめとした、多くの情報システムで採用されていたが、インターネット上のオンラインサービスでは、プライバシーの確保と認証結果の信頼性という面で課題があり、採用されていなかった。 「ACBio」の特長は、「利用者の生体情報をネットワーク上に流すことなく、オンライン生体認証を実現」「様々な生体認証方式や生体認証機器に対応」「正規の生体認証機器で生体認証が実行されたことを確認できる」ことなど。東芝ソリューションは今後、オンラインショッピングやインターネットバンキングなど様々なオンラインサービスにおいて「ACBio」を利用した生体認証の採用を提案していくとのこと。
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