日本のメディア・ソフト、ネットワークでの流通が1兆円規模に 〜 総務省調べ
2007年の各メディア業界の統計データなどを、「ソフト」の内訳別に再編し、メディア・ソフトの別に市場規模を推計することにより、「ソフトの流通・制作のトレンド」を包括的に把握・分析したもので、映像系・音声系・テキスト系それぞれについて、ソフトの一次流通・二次利用(マルチユース)の別で分析、流通について調査した。
それによると、日本のメディア・ソフトの市場規模(2007年)は11兆4,110億円。映像系は増加したものの、音声系、テキスト系が減少し、市場全体は横ばい(対前年比0.3%減)となった。マルチユース(二次利用)は引き続き増加(対前年比1.9%増)。ただしパソコン、携帯電話などを利用したネットワークでの流通(ネットワーク流通市場)は急速な拡大が続き、対前年比で1,009億円(11.5%)増で9,772億円となり、ほぼ1兆円規模に成長した。制作金額は、4兆604億円(対前年比2.8%増)に増加。地上テレビ番組、ゲームソフトなどの映像系ソフトの制作金額が大きく増加した。
ネットに絞ってみると、インターネット(パソコン、携帯電話)利用者の約半数が有料コンテンツを利用していることが判明。有料コンテンツの一人当たり利用金額がもっとも大きいのは映像系となった。直近1か月で見ると、利用者の47.6%が有料コンテンツを利用しており、有料コンテンツ利用者の約3割がパソコンと携帯電話の両方で利用しているとのこと。利用者一人当たりの平均利用金額(1か月)は、1,531円で、映像系(821円)、音声系(472円)、テキスト系(238円)の順。また、パソコンでの平均利用金額は1,888円、携帯電話での利用金額は611円となった。一方で無料の映像配信サービスをよく利用しているのは、インターネット利用者の約8割。昨年(約4割)から大幅に増加、投稿動画の割合が最も多くなっている。次いでテレビ番組、ビデオソフト、映画の利用が多い。
概要はPDFファイル(19ページ)として公開中。正式な調査報告書は、後日、情報通信政策研究所のホームページに掲載予定。
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