【COMPUTEX TAIPEI 2009(Vol.18)】インテル、Moblin Executive Summitを開催!Moblin v2.0 beta搭載ネットブックも
インテルが開催した“Moblin Executive Summit”には、Linuxディストリビューターや台湾エイサー、台湾ASUSTeKといったネットブックを提供するベンダーのキーマンが集まった。
MoblinはAtomベースのネットブックやMIDで動作するOSだ。2007年にインテルがプロジェクトを立ち上げ、2008年には10秒以内でブート可能な“Fast boot Technology”が導入されMoblin v2.0のアルファ版が公開。2009年4月にはリナックスファウンデーションへのMoblinプロジェクトのホスティングが発表された。5月19日にはネットブック向けのMoblin v.2.0ベータがアナウンスされた。ここでは新たに“Clutter”と呼ばれる3D効果やアニメーションなどリッチなインターフェイスを表現できるソフトウェアライブラリが追加された(インテルはClutterの開発を行うOpenedhand社を2008年に買収している)。
“Moblin Executive Summit”会場にはMoblin v1.0搭載のMIDやv2.0搭載のネットブックが並んでいた。台湾エイサーのAspire oneではSUSE版Mobilin v2.0が動作していたり、Taiwan Moblin Enabling Center(MEC)によるGPSナビゲーションアプリが動作していた。また、UbuntuやXandros動作のネットブックも見られた。リナックスファウンデーションのJim Zemlin(Executive Director)氏は、「Moblinはディベロッパーにとってキープロジェクトになっており、とてもエキサイティングだ」「これからは多くのディベロパーによって革新的なプロダクトを手に入れることができるだろう」とコメントした。
米インテルのNavin Shenoy(Vice President and General Manager,Asia Pacific)氏は「(ネットブックやMID)は利便性の高いユーザーインターフェイスを必要としている」として、Moblin V2.0での特徴として、約5秒でのブート、フットプリントの削減、長時間のバッテリー駆動といった3つのポイントを紹介した。また、氏は「細心の注意を払って最適化した」というユーザーインターフェースについて紹介した。
Moblin v2.0でベースになるのは“My Zone”と呼ばれる画面だ。画面は主に、カレンダーやTo-doを確認できる部分、よく使うアプリケーションのショートカットの表示部分、最近アクセスしたドキュメントやメディア、ウェブサイトなどの表示部分(ウェブブラウザはMozillaベース)、参加しているSNSソーシャルネットワーク表示エリアだ。画面上部には、友達リストを表示したり、インターネットの閲覧履歴やビデオや音楽ファイル表示のためのメニューバーが用意されている。これらのインターフェースはカスタマイズ可能となっている。
会場にはNovell、Canonical、Linpus、XandrosなどのLinuxディストリビュターも顔を揃えた。XandrosのLarry Kettler(Vice President of Business Development)氏は、アップストア「moblin.cnr.com」のオープンをアナウンス。また、Moblin v2.0に対応した「Xandros Flipper」や「Xandros PIM」でのネットブック上での同期機能を紹介。さらに企業のグループウェアと連携し、ネットブックのMyzoneにEメールがプッシュされる仕組みも紹介された。
最後にインテルのShenoy氏は、スーツの内ポケットから次期プラットフォーム「Moorestown」(コードネーム)搭載のMIDを取り出してみせた。MoblinはネットブックやMIDだけではなく車載デバイスやミドルウェアも視野に入れているという。
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