【富士通フォーラム(Vol.24)】電力・手間にゴミまで減らせる!! 中堅企業向け「かんたんブレードセット」

2009年5月19日(火) 12時45分
「中堅企業向けサーバ統合の切り札」ブースの画像
「中堅企業向けサーバ統合の切り札」ブース
プラットフォーム技術本部 プロダクトソリューション推進統括部の三浦春樹氏の画像
プラットフォーム技術本部 プロダクトソリューション推進統括部の三浦春樹氏
中堅企業向けサーバ統合の切り札の画像
中堅企業向けサーバ統合の切り札
「かんたんブレードセット」の構成例。テープライブラリ装置が付属するコンパクトモデルにUPSを追加した状態の画像
「かんたんブレードセット」の構成例。テープライブラリ装置が付属するコンパクトモデルにUPSを追加した状態
スライド収納ができるコンソール。マウスの代わりにタッチパッドの画像
スライド収納ができるコンソール。マウスの代わりにタッチパッド
スロットの位置をイメージしている管理画面の画像
スロットの位置をイメージしている管理画面
 企業のマシンルームなどで、ハーフサイズくらいのラックにスライド式のコンソールがついたものを見かけることがある。「富士通フォーラム2009」の展示ブース「中堅企業向けサーバ統合の切り札」では、小型ラックに収まったブレードサーバのデモが行われていた。富士通 プラットフォーム技術本部 プロダクトソリューション推進統括部の三浦春樹氏に聞いた。

 データセンターなどではいわゆるKVMスイッチを使って、コンソールデスクのモニタやマウスで各サーバの操作などを行うことがある。展示の製品はラックにコンソールが標準搭載されており、オールインワン構成になっていることが見て取れる。この製品は「かんたんブレードセット」というストレートな名前で、富士通の15,000件以上の商談事例から抽出したおすすめの構成を、ブレードシステムで小型のラックごと提供しようというものだ。

 ターゲットはいわゆるSMBに分類される企業で、支店などの拠点が分散しており、サーバも必然的に分散しているような企業だ。台数にして10台以下のサーバ統合に対応するという。遠方でなくても、建物内の別フロア、隣のビルといったレベルでそれぞれの業務サーバがバラバラに増えていった場合にも、「かんたんブレードセット」によって1か所に集約できる。小規模な構成でも1か所にまとめることで、電力やメンテナンスの手間などがかなり削減できるという。

 展示されているのはコンパクトモデルと呼ばれるもので、16UのラックにテープドライブとUPS電源が搭載されている。ブレードの構成はサーバブレード3台にストレージブレードが1台で、4スロットを使用。スイッチブレードも1台標準構成に含まれ、スライド収納式の内蔵コンソール(1Uサイズ)がついている。全体のサイズは少し大き目のキャビネットくらいだろう。100V電源で低騒音型ラックに搭載しており、オフィスでの設置も考慮されている。

 コンパクトモデル以外に、用途に応じて他に3つのモデルも用意されている。ベースモデルは24Uラックにスライド収納式コンソール、電源・KVMスイッチなどを内蔵するBX600ブレードサーバで構成される。バックアップモデルは、これにUPSが標準搭載となり、LTOテープライブラリも付属する。電源は200Vとなるが、信頼性の高いシステムが構築できる。自動リカバリーモデルは、スイッチブレードが2台となり、予備サーバ、管理サーバなどが追加されN:1運用による自動リカバリが可能なシステム構成をとっている。

 サーバに搭載されるプロセッサーは標準でデュアルコア×1だが、クアッドコアのものをブレードあたり2つまで仕様変更できる。メモリは2GB(追加は4GBまで可能)。ストレージは73GBまたは147GBのハードディスクを2台まで搭載できる(不足する場合はハードディスクを5台まで搭載可能なストレージブレードを追加できる)。非圧縮で400GBの容量をもつカートリッジを9巻まで搭載でき、合計3.6TBのバックアップが可能だ。

 また、必要なブレード構成でのラックへの設置、配線、ソフトウェアのインストールなどが完了した状態で納品されるので、到着後すぐに利用することが可能だ。この「ITインフラデリバリサービス」を利用すると、納品時に、ブレードやモジュールごとに梱包されていないため、大量の梱包材や箱の「ゴミ」の処理に困ることもない。

 なお、「かんたんブレードセット」は、現時点ではServerView Resource Coordinator VEに未対応だが、7月より順次対応予定となっている。
《中尾真二》
注目の情報[PR]

注目ニュース

【富士通フォーラム(Vol.22)ビデオニュース】携帯電話でメタボチェック!保健師・管理栄養士向けシステムをデモ

 富士通は、香川県善通寺市と共同で「特定保健指導支援システム」の先行研究を実施。対象者は携帯電話を使って日々のデータを送信し、保健師・管理栄養士はウェブ経由でサーバにアクセスする。

【富士通フォーラム(Vol.20)】投資コストと消費電力を削減する最適ストレージとは——有川保仁氏

 「富士通フォーラム2009」にて15日、富士通 ストレージシステム事業部 事業部長の有川保仁氏によるストレージ関連セミナー「投資を抑えるストレージの仮想化技術とグリーンへの取り組み」が開催された。

【富士通フォーラム(Vol.23)】ブレードサーバの仮想統合でエンタープライズクラウドに備えよ——武居正善氏

 「富士通フォーラム2009」にて15日、富士通 プラットフォームビジネス推進本部 ビジネス企画統括部長 武居正善氏によるセミナー「クラウドを支える富士通の最新ブレードサーバ」が開催された。

【富士通フォーラム Vol.17(ビデオニュース)】富士通の大規模ブレードサーバ「PRIMERGY BX900」

 富士通は12日に発表したばかりの大規模ブレードサーバ「PRIMERGY BX900」を、会場ブースで展示し、デモを行っていた。

【富士通フォーラム(Vol.19)】散在するデータを価値ある情報に

 「富士通フォーラム2009」では、「Interstage Information Integrator V10」と、「Interstage Information Quality(仮称)」のデモが行...

【富士通フォーラム(Vol.15)】電源オフでもOK!遠隔操作でモバイルPCのデータを削除

 「富士通フォーラム 2009」では、ウィルコムのPHS網を使い、遠隔操作でHDDのデータを消去できるソリューションが展示されている。

【富士通フォーラム(Vol.14)】富士通を変革する3つの起点——野副社長

 「富士通フォーラム2009」で初日の14日、同社代表取締役社長の野副州旦(のぞえくにあき)氏による「富士通の変革 〜お客様のかけがえのないパートナーへ〜」と題した基調講演が行われた。

【富士通フォーラム(Vol.12)】ルーペ感覚!暗号化文書を携帯電話で楽々解読

 「富士通フォーラム2009」では、セキュリティが手薄な紙文書を暗号化し、スキャナや携帯電話で簡単に解読できるようにするシステムのデモが行われている。

【富士通フォーラム(Vol.10)】環境にもコストにも優しいセキュアなクライアントPC

 「富士通フォーラム2009」では、グリーンITとセキュリティを両立するクライアントPC管理システム「Systemwalker Desktop Patrol」「Systemwalker Desktop...

【富士通フォーラム(Vol.8)】自然エネルギー普及に貢献できるECOノートPC

 「富士通フォーラム2009」では、自然エネルギー発電の普及に貢献するグリーン電力証書システムに対応した世界初の個人向け小型ノートパソコン「FMV-BIBLO LOOX U/C50N ECO」モデルを...

【富士通フォーラム(Vol.4)ビデオニュース】顧客の声を取り入れて成長する富士通の電子カルテソリューション

 富士通は昨年、電子カルテソリューション「HOPE/EGMAIN-GX」を発表した。特徴はメンテナンス契約の範囲内で常に最新の機能を活用できること。

【富士通フォーラム(Vol.5)ビデオニュース】光ファイバーでデータセンターの温度分布を正確に把握

富士通は、光ファイバーによるリアルタイム超多点温度測定技術を参考出展していた。

【富士通フォーラム(Vol.13)】消費電力削減に効果——ETERNUSのエコモード

 「富士通フォーラム2009」の展示ブース「ストレージの容量仮想化によるDB運用改善」では、データベース運用改善のインフラ最適化ソリューションとして、ストレージ製品「ETERNUS4000」の「エコモ...

【富士通フォーラム(Vol.11)】効果的な情報活用&高コストパフォーマンスを実現するILM

 「ストレージの容量仮想化によるDB運用改善」では、「ETERNUS4000」を利用したデータベース運用改善のインフラ最適化ソリューションとして、ILMの考え方に基づいたデータベース運用のデモを行って...

【富士通フォーラム(Vol.9)】投資コストと消費電力を削減——ストレージの仮想化技術

 「富士通フォーラム2009」の展示ブース「ストレージの容量仮想化によるDB運用改善」では、「ETERNUS4000」を利用したデータベース運用改善のインフラ最適化ソリューションとして、「シン・プロビ...

【富士通フォーラム(Vol.18)】標準的なWS2008環境で仮想化へ移行し無駄なくステップアップ

 仮想化というと大規模な業務サーバやデータセンターのサーバ統合のイメージが強いが、もっとコンパクトに実現できる仮想化環境として、PCサーバにWindows Server 2008標準の仮想化ハイパーバ...

【富士通フォーラム(Vol.16)】12台で100台の仮想サーバを一元管理する大規模ブレードサーバPRIMERGY BX900とVMware vSphere 4

 「富士通フォーラム2009」の展示ブース「クラウド環境に欠かせない最新の仮想化技術」では、最新のブレードサーバとサーバ仮想化ソフトウェアを組み合わせた展示が行われていた。

【富士通フォーラム(Vol.7)】ブレードサーバでコスト削減——新製品大規模ブレードサーバPRIMERGY BX900の実力

 「富士通フォーラム2009」では、富士通が12日に発表した新型ブレードサーバ「PRIMERGY BX900」の実機が展示されている。同社が、中期的なクラウド戦略を考えて発表した製品だ。

【富士通フォーラム(Vol.6)】富士通フォーラム2009が東京で開幕

 「変革!富士通のビジネスソリューション 〜お客様のかけがえのないパートナーに〜」をテーマに、「富士通フォーラム2009」が有楽町の東京国際フォーラムで開幕した。

【富士通フォーラム(Vol.2)ビデオニュース】春モデルノートPCの水冷システムをアピール

 富士通は昨年12月に、春モデルのノートパソコンとして「FMV-BIBLO NW/C90D」を発表した。同製品についてはすでに報道しているが、特徴のひとつが水冷システムを採用している点だ。

【富士通フォーラム(Vol.1)ビデオニュース】タッチ感覚で認証!手のひら静脈認証の高速撮影技術!

 富士通のプライベートイベント「富士通フォーラム 2009」が14日に開幕する。12日には関係者を対象に会場がオープンしたため、さっそく主なデモや展示内容を紹介していこう。

富士通、業界最高クラス18枚搭載の大規模ブレードサーバ「PRIMERGY BX900」を販売開始

 富士通は12日、新ブレードサーバ「PRIMERGY BX900」の販売を開始した。

【インタビュー】集約性能/将来性/運用性/グリーン化を強化——次世代クラウドを担う富士通BX900

 富士通は12日、大規模ブレードサーバ「PRIMERGY BX900」およびサーバの運用管理ミドルウェア「ServerView Resource Coordinator VE」を発表した。同社担当者に...

富士通、PCの電力消費やCO2排出を抑える「Systemwalker DesktopシリーズV14g」2製品を新発売

 富士通は8日、パソコンの資産管理・情報漏えい対策ソフトウェア「Systemwalker Desktopシリーズ」に、環境負荷低減を支援する新商品を追加、販売を開始した。

富士通とウィルコム、電源オフでも遠隔操作できるノートPCの紛失・盗難対策ソリューションを開発

 富士通、富士通研究所、ウィルコムは7日、法人顧客を対象に、ウィルコムのPHSネットワークを利用した新たなノートPC向けセキュリティソリューションを開発したと発表した。

富士通、エントリー向けSAN対応ディスクアレイ「ETERNUS DX60/DX80」を新発売

 富士通は7日、ストレージシステム「ETERNUS」製品群において、エントリーシステム向けとなるSAN対応ディスクアレイ「ETERNUS DX60」「同DX80」をあらたに発表した。

特集

RSS

特集・連載

ブロードバンド/無線LANスポット検索

ブロードバンド検索
-

ピックアップフォト