【富士通フォーラム(Vol.24)】電力・手間にゴミまで減らせる!! 中堅企業向け「かんたんブレードセット」
データセンターなどではいわゆるKVMスイッチを使って、コンソールデスクのモニタやマウスで各サーバの操作などを行うことがある。展示の製品はラックにコンソールが標準搭載されており、オールインワン構成になっていることが見て取れる。この製品は「かんたんブレードセット」というストレートな名前で、富士通の15,000件以上の商談事例から抽出したおすすめの構成を、ブレードシステムで小型のラックごと提供しようというものだ。
ターゲットはいわゆるSMBに分類される企業で、支店などの拠点が分散しており、サーバも必然的に分散しているような企業だ。台数にして10台以下のサーバ統合に対応するという。遠方でなくても、建物内の別フロア、隣のビルといったレベルでそれぞれの業務サーバがバラバラに増えていった場合にも、「かんたんブレードセット」によって1か所に集約できる。小規模な構成でも1か所にまとめることで、電力やメンテナンスの手間などがかなり削減できるという。
展示されているのはコンパクトモデルと呼ばれるもので、16UのラックにテープドライブとUPS電源が搭載されている。ブレードの構成はサーバブレード3台にストレージブレードが1台で、4スロットを使用。スイッチブレードも1台標準構成に含まれ、スライド収納式の内蔵コンソール(1Uサイズ)がついている。全体のサイズは少し大き目のキャビネットくらいだろう。100V電源で低騒音型ラックに搭載しており、オフィスでの設置も考慮されている。
コンパクトモデル以外に、用途に応じて他に3つのモデルも用意されている。ベースモデルは24Uラックにスライド収納式コンソール、電源・KVMスイッチなどを内蔵するBX600ブレードサーバで構成される。バックアップモデルは、これにUPSが標準搭載となり、LTOテープライブラリも付属する。電源は200Vとなるが、信頼性の高いシステムが構築できる。自動リカバリーモデルは、スイッチブレードが2台となり、予備サーバ、管理サーバなどが追加されN:1運用による自動リカバリが可能なシステム構成をとっている。
サーバに搭載されるプロセッサーは標準でデュアルコア×1だが、クアッドコアのものをブレードあたり2つまで仕様変更できる。メモリは2GB(追加は4GBまで可能)。ストレージは73GBまたは147GBのハードディスクを2台まで搭載できる(不足する場合はハードディスクを5台まで搭載可能なストレージブレードを追加できる)。非圧縮で400GBの容量をもつカートリッジを9巻まで搭載でき、合計3.6TBのバックアップが可能だ。
また、必要なブレード構成でのラックへの設置、配線、ソフトウェアのインストールなどが完了した状態で納品されるので、到着後すぐに利用することが可能だ。この「ITインフラデリバリサービス」を利用すると、納品時に、ブレードやモジュールごとに梱包されていないため、大量の梱包材や箱の「ゴミ」の処理に困ることもない。
なお、「かんたんブレードセット」は、現時点ではServerView Resource Coordinator VEに未対応だが、7月より順次対応予定となっている。
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