【富士通フォーラム(Vol.16)】12台で100台の仮想サーバを一元管理する大規模ブレードサーバPRIMERGY BX900とVMware vSphere 4

2009年5月15日(金) 17時14分
「クラウド環境に欠かせない最新の仮想化技術」ブースの画像
「クラウド環境に欠かせない最新の仮想化技術」ブース
クラウド環境に欠かせない最新の仮想化技術の画像
クラウド環境に欠かせない最新の仮想化技術
VMwareによる仮想化ブレード環境の管理デモに使われていたシステム。デモは100台の仮想サーバだったが、BX900との組合せで、スペック上は5年前の同社2WAYラック型サーバ換算で230台相当の仮想サーバを統合管理できるの画像
VMwareによる仮想化ブレード環境の管理デモに使われていたシステム。デモは100台の仮想サーバだったが、BX900との組合せで、スペック上は5年前の同社2WAYラック型サーバ換算で230台相当の仮想サーバを統合管理できる
富士通のプラットフォーム技術本部 仮想化ソリューションセンター 課長代理の土村忠生氏の画像
富士通のプラットフォーム技術本部 仮想化ソリューションセンター 課長代理の土村忠生氏
プラットフォーム技術本部 仮想化ソリューションセンターの鶴田暁久氏の画像
プラットフォーム技術本部 仮想化ソリューションセンターの鶴田暁久氏
BX600の仮想サーバを選択し、BX900のブレードにドラッグアンドドロップするだけの画像
BX600の仮想サーバを選択し、BX900のブレードにドラッグアンドドロップするだけ
マイグレーション中の画像
マイグレーション中
ツリーの表示で移動されたことがわかるの画像
ツリーの表示で移動されたことがわかる
実際の移動操作は、利用者端末からSQLクエリ—を発するプログラムを動かしたまま行っている。これは、その移動サーバのパフォーマンスモニタ。移動中の仮想サーバとのセッションが切れていないことがわかるの画像
実際の移動操作は、利用者端末からSQLクエリ—を発するプログラムを動かしたまま行っている。これは、その移動サーバのパフォーマンスモニタ。移動中の仮想サーバとのセッションが切れていないことがわかる
 「富士通フォーラム2009」の展示ブース「クラウド環境に欠かせない最新の仮想化技術」では、最新のブレードサーバとサーバ仮想化ソフトウェアを組み合わせた展示が行われていた。ブレードサーバは12日に発表された富士通の新製品「PRIMERGY BX900 S1」で、仮想化ソフトウェアは「VMware vSphere 4」だ。

 BX900は、大規模システム向けに設計されたブレードサーバシステムで、データセンターやHPC分野が主なターゲットとなっている。業界最大の集積度を誇る高さ10Uに18台のサーバブレードを搭載し、ブレードサーバの集積度、消費電力、冷却効率、高速なミッドプレーンとスイッチ、メンテナンス性などの点が従来製品より改善、向上されている。もちろん仮想化環境での運用も考慮されている製品だ。

 また、vSphere 4もヴイエムウェアが4月に発表したばかりのサーバ仮想化ソフトウェアで、仮想マシンの基本スペックが8仮想CPU、255GBメモリ対応と、従来製品より高性能な仮想マシンを構築できる。また、シンプロビジョニング機能でディスク容量の最適化も可能となっている。

 デモは、19インチ/40UのラックにブレードサーバBX600とBX900、1Uラック型サーバのRX200、これにストレージETERNUS DX60が2台、管理サーバ、バックアップサーバとしてラック型のRXシリーズ(100/300)が搭載されたシステムで行われていた。富士通のプラットフォーム技術本部 仮想化ソリューションセンター 課長代理の土村忠生氏によれば、デモはBX600上の現行バージョンであるVMware Infrastructure 3で動作している仮想サーバを、最新バージョンのVMware vSphere 4のEnhanced vMotion機能によってBX900のサーバに無停止で移動させるというもの。機種もVMwareの世代も異なる環境で仮想化サーバを動的に移動させることができ、混在環境でもフレキシブルな運用管理を実現している。操作は端末からGUIの管理画面で行い、物理的なサーバの停止は必要ない。

 なお、このような仮想化運用において、大容量のストレージの存在は重要だ。単体のサーバに仮想化ハイパーバイザーをインストールして、いくつかの仮想サーバを動かすような環境と違って、仮想サーバが数百台規模になると、オペレーティングシステムや業務アプリのイメージはストレージで管理されるようになるからだ。会場のデモでは、12台のサーバブレード上に100台の仮想サーバ(アプリ)が稼働している環境が構築されていた。

 デモでは、プラットフォーム技術本部 プロダクトソリューション技術統括部の鶴田暁久氏がオペレーションを担当した。vSphere 4の管理画面によって、移動させたい仮想サーバを、ファイルをドラッグアンドドロップするだけで、BX600の環境からBX900の環境へ移動するものだ。非常に簡単な操作で、所要時間も数十秒といったところ。思った以上にあっけなく終わったというのが、正直な感想だ。

 vSphere 4には、ほかにもCPUやメモリの負荷状態を判断し、動的に仮想サーバの配置や稼働状況を制御するDRS機能、仮想サーバを余力のある物理サーバに集約して電力消費を節約するDPM機能など、さまざまな自動管理機能が備わっているという。また、BX900は、5年前の2Way RX200サーバの230台分の処理能力を仮想化集約できる性能をもっているとのことだ。
《中尾真二》
注目の情報[PR]

注目ニュース

【富士通フォーラム Vol.17(ビデオニュース)】富士通の大規模ブレードサーバ「PRIMERGY BX900」

 富士通は12日に発表したばかりの大規模ブレードサーバ「PRIMERGY BX900」を、会場ブースで展示し、デモを行っていた。

【富士通フォーラム(Vol.15)】電源オフでもOK!遠隔操作でモバイルPCのデータを削除

 「富士通フォーラム 2009」では、ウィルコムのPHS網を使い、遠隔操作でHDDのデータを消去できるソリューションが展示されている。

【富士通フォーラム(Vol.14)】富士通を変革する3つの起点——野副社長

 「富士通フォーラム2009」で初日の14日、同社代表取締役社長の野副州旦(のぞえくにあき)氏による「富士通の変革 〜お客様のかけがえのないパートナーへ〜」と題した基調講演が行われた。

【富士通フォーラム(Vol.12)】ルーペ感覚!暗号化文書を携帯電話で楽々解読

 「富士通フォーラム2009」では、セキュリティが手薄な紙文書を暗号化し、スキャナや携帯電話で簡単に解読できるようにするシステムのデモが行われている。

【富士通フォーラム(Vol.10)】環境にもコストにも優しいセキュアなクライアントPC

 「富士通フォーラム2009」では、グリーンITとセキュリティを両立するクライアントPC管理システム「Systemwalker Desktop Patrol」「Systemwalker Desktop...

【富士通フォーラム(Vol.8)】自然エネルギー普及に貢献できるECOノートPC

 「富士通フォーラム2009」では、自然エネルギー発電の普及に貢献するグリーン電力証書システムに対応した世界初の個人向け小型ノートパソコン「FMV-BIBLO LOOX U/C50N ECO」モデルを...

【富士通フォーラム(Vol.4)ビデオニュース】顧客の声を取り入れて成長する富士通の電子カルテソリューション

 富士通は昨年、電子カルテソリューション「HOPE/EGMAIN-GX」を発表した。特徴はメンテナンス契約の範囲内で常に最新の機能を活用できること。

【富士通フォーラム(Vol.5)ビデオニュース】光ファイバーでデータセンターの温度分布を正確に把握

富士通は、光ファイバーによるリアルタイム超多点温度測定技術を参考出展していた。

【富士通フォーラム(Vol.13)】消費電力削減に効果——ETERNUSのエコモード

 「富士通フォーラム2009」の展示ブース「ストレージの容量仮想化によるDB運用改善」では、データベース運用改善のインフラ最適化ソリューションとして、ストレージ製品「ETERNUS4000」の「エコモ...

【富士通フォーラム(Vol.11)】効果的な情報活用&高コストパフォーマンスを実現するILM

 「ストレージの容量仮想化によるDB運用改善」では、「ETERNUS4000」を利用したデータベース運用改善のインフラ最適化ソリューションとして、ILMの考え方に基づいたデータベース運用のデモを行って...

【富士通フォーラム(Vol.9)】投資コストと消費電力を削減——ストレージの仮想化技術

 「富士通フォーラム2009」の展示ブース「ストレージの容量仮想化によるDB運用改善」では、「ETERNUS4000」を利用したデータベース運用改善のインフラ最適化ソリューションとして、「シン・プロビ...

【富士通フォーラム(Vol.7)】ブレードサーバでコスト削減——新製品大規模ブレードサーバPRIMERGY BX900の実力

 「富士通フォーラム2009」では、富士通が12日に発表した新型ブレードサーバ「PRIMERGY BX900」の実機が展示されている。同社が、中期的なクラウド戦略を考えて発表した製品だ。

【富士通フォーラム(Vol.6)】富士通フォーラム2009が東京で開幕

 「変革!富士通のビジネスソリューション 〜お客様のかけがえのないパートナーに〜」をテーマに、「富士通フォーラム2009」が有楽町の東京国際フォーラムで開幕した。

【富士通フォーラム(Vol.2)ビデオニュース】春モデルノートPCの水冷システムをアピール

 富士通は昨年12月に、春モデルのノートパソコンとして「FMV-BIBLO NW/C90D」を発表した。同製品についてはすでに報道しているが、特徴のひとつが水冷システムを採用している点だ。

【富士通フォーラム(Vol.1)ビデオニュース】タッチ感覚で認証!手のひら静脈認証の高速撮影技術!

 富士通のプライベートイベント「富士通フォーラム 2009」が14日に開幕する。12日には関係者を対象に会場がオープンしたため、さっそく主なデモや展示内容を紹介していこう。

富士通、業界最高クラス18枚搭載の大規模ブレードサーバ「PRIMERGY BX900」を販売開始

 富士通は12日、新ブレードサーバ「PRIMERGY BX900」の販売を開始した。

【インタビュー】集約性能/将来性/運用性/グリーン化を強化——次世代クラウドを担う富士通BX900

 富士通は12日、大規模ブレードサーバ「PRIMERGY BX900」およびサーバの運用管理ミドルウェア「ServerView Resource Coordinator VE」を発表した。同社担当者に...

富士通、PCの電力消費やCO2排出を抑える「Systemwalker DesktopシリーズV14g」2製品を新発売

 富士通は8日、パソコンの資産管理・情報漏えい対策ソフトウェア「Systemwalker Desktopシリーズ」に、環境負荷低減を支援する新商品を追加、販売を開始した。

富士通とウィルコム、電源オフでも遠隔操作できるノートPCの紛失・盗難対策ソリューションを開発

 富士通、富士通研究所、ウィルコムは7日、法人顧客を対象に、ウィルコムのPHSネットワークを利用した新たなノートPC向けセキュリティソリューションを開発したと発表した。

富士通、エントリー向けSAN対応ディスクアレイ「ETERNUS DX60/DX80」を新発売

 富士通は7日、ストレージシステム「ETERNUS」製品群において、エントリーシステム向けとなるSAN対応ディスクアレイ「ETERNUS DX60」「同DX80」をあらたに発表した。

富士通ME、HD映像の伝送が可能な「1394 Automotive」規格準拠LSIを新発売

 富士通マイクロエレクトロニクスは22日、情報系車載ネットワークの国際規格「1394 Automotive(IDB-1394)」に準拠したコントローラーLSI「MB88395」のサンプル出荷を開始した...

「どこでもイントラネット」を強化——富士通FENICS II ユニバーサルコネクト

 富士通は20日、クラウド時代に向けた新しいネットワークサービスとして、「FENICS II ユニバーサルコネクト」を発表した。

特集

RSS

特集・連載

ブロードバンド/無線LANスポット検索

ブロードバンド検索
-

ピックアップフォト