【富士通フォーラム(Vol.16)】12台で100台の仮想サーバを一元管理する大規模ブレードサーバPRIMERGY BX900とVMware vSphere 4
BX900は、大規模システム向けに設計されたブレードサーバシステムで、データセンターやHPC分野が主なターゲットとなっている。業界最大の集積度を誇る高さ10Uに18台のサーバブレードを搭載し、ブレードサーバの集積度、消費電力、冷却効率、高速なミッドプレーンとスイッチ、メンテナンス性などの点が従来製品より改善、向上されている。もちろん仮想化環境での運用も考慮されている製品だ。
また、vSphere 4もヴイエムウェアが4月に発表したばかりのサーバ仮想化ソフトウェアで、仮想マシンの基本スペックが8仮想CPU、255GBメモリ対応と、従来製品より高性能な仮想マシンを構築できる。また、シンプロビジョニング機能でディスク容量の最適化も可能となっている。
デモは、19インチ/40UのラックにブレードサーバBX600とBX900、1Uラック型サーバのRX200、これにストレージETERNUS DX60が2台、管理サーバ、バックアップサーバとしてラック型のRXシリーズ(100/300)が搭載されたシステムで行われていた。富士通のプラットフォーム技術本部 仮想化ソリューションセンター 課長代理の土村忠生氏によれば、デモはBX600上の現行バージョンであるVMware Infrastructure 3で動作している仮想サーバを、最新バージョンのVMware vSphere 4のEnhanced vMotion機能によってBX900のサーバに無停止で移動させるというもの。機種もVMwareの世代も異なる環境で仮想化サーバを動的に移動させることができ、混在環境でもフレキシブルな運用管理を実現している。操作は端末からGUIの管理画面で行い、物理的なサーバの停止は必要ない。
なお、このような仮想化運用において、大容量のストレージの存在は重要だ。単体のサーバに仮想化ハイパーバイザーをインストールして、いくつかの仮想サーバを動かすような環境と違って、仮想サーバが数百台規模になると、オペレーティングシステムや業務アプリのイメージはストレージで管理されるようになるからだ。会場のデモでは、12台のサーバブレード上に100台の仮想サーバ(アプリ)が稼働している環境が構築されていた。
デモでは、プラットフォーム技術本部 プロダクトソリューション技術統括部の鶴田暁久氏がオペレーションを担当した。vSphere 4の管理画面によって、移動させたい仮想サーバを、ファイルをドラッグアンドドロップするだけで、BX600の環境からBX900の環境へ移動するものだ。非常に簡単な操作で、所要時間も数十秒といったところ。思った以上にあっけなく終わったというのが、正直な感想だ。
vSphere 4には、ほかにもCPUやメモリの負荷状態を判断し、動的に仮想サーバの配置や稼働状況を制御するDRS機能、仮想サーバを余力のある物理サーバに集約して電力消費を節約するDPM機能など、さまざまな自動管理機能が備わっているという。また、BX900は、5年前の2Way RX200サーバの230台分の処理能力を仮想化集約できる性能をもっているとのことだ。
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