【富士通フォーラム(Vol.11)】効果的な情報活用&高コストパフォーマンスを実現するILM

2009年5月14日(木) 20時25分
「ストレージの容量仮想化によるDB運用改善」ブースの画像
「ストレージの容量仮想化によるDB運用改善」ブース
富士通 ストレージシステム事業本部 ストレージインテグレーション統括部 プロジェクト部長の荒木純隆氏の画像
富士通 ストレージシステム事業本部 ストレージインテグレーション統括部 プロジェクト部長の荒木純隆氏
ILMによる効果:情報のライフサイクルに応じて最適なストレージを選択することで、ストレージの全体コストを下げることができるの画像
ILMによる効果:情報のライフサイクルに応じて最適なストレージを選択することで、ストレージの全体コストを下げることができる
データの移動・圧縮によるディスク容量の変化:移動前。「DGFC」から「DGSATA」へデータを移動すると、移動元のDGFCでは使用量が2.2GB減っているが、移動先のDGSATAでは圧縮により1.3GBになっているの画像
データの移動・圧縮によるディスク容量の変化:移動前。「DGFC」から「DGSATA」へデータを移動すると、移動元のDGFCでは使用量が2.2GB減っているが、移動先のDGSATAでは圧縮により1.3GBになっている
データの移動・圧縮によるディスク容量の変化:移動後。「DGFC」から「DGSATA」へデータを移動すると、移動元のDGFCでは使用量が2.2GB減っているが、移動先のDGSATAでは圧縮により1.3GBになっているの画像
データの移動・圧縮によるディスク容量の変化:移動後。「DGFC」から「DGSATA」へデータを移動すると、移動元のDGFCでは使用量が2.2GB減っているが、移動先のDGSATAでは圧縮により1.3GBになっている
 「富士通フォーラム2009」の展示ブース「ストレージの容量仮想化によるDB運用改善」では、ストレージ製品「ETERNUS4000」を利用したデータベース運用改善のインフラ最適化ソリューションとして、ILM(Information Lifecycle Management)の考え方に基づいたデータベース運用のデモを行っている。

 ILMは、「活用・参照・保存・破棄」と変化する情報のライフサイクルに応じて最適な管理をしようという考え方だ。たとえば、終了したプロジェクトのデータや、過去の会計データなど、ユーザーからのアクセス頻度が低くなったデータを安価なメディアに移動することで、効果的な情報活用やストレージの全体投資削減を実現することができる。

 ETERNUSでは、長期保管データのコストを最適化するソリューションとして、すでに論理ボリュームを別のRAIDグループへ移行させる「RAIDマイグレーション」を搭載しているが、展示会場では、新たに、Oracle Database 11gのMOVE PARTITIONによってデータを移動する機能と連携してOracle DatabaseのILM運用を紹介している。

 デモでは、1か月未満のデータはFCディスクに格納しておき、1か月経過したデータをSATAディスクに移動・圧縮して保存しておくという運用を想定。実際に「ETERNUS4000」を使って2.2GBのデータが移動されて1.3GBに圧縮されるときのディスク容量の変化を、管理画面から確認することができる。2.2GBのデータの移動・圧縮処理に要した時間は約30秒であった。

 富士通 ストレージシステム事業本部 ストレージインテグレーション統括部 プロジェクト部長の荒木純隆氏によれば、「Oracleデータベースの過去の会計情報をテープに退避しておくと、いざ参照するときに再びデータベースに取り込む作業が必要になってしまう。今回のデモのような、パフォーマンスの低いディスクへ移動する運用方法であれば、アクセスビリティを確保しつつコストを最適化することができる。ILMに基づきながらデータベースをひとつの空間で一元的に管理する運用は、会計情報だけでなく、製品の検査データや配送記録などでも有効」とのことだ。
《柏木由美子》
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