ワコム、プロフェッショナルペンタブレット「Intuos」シリーズ新モデルを発表
同製品は、2004年9月にプロフェッショナル向けのモデルとして発売され、全世界で約150万台を販売したペンタブレット「Intuos3」の後継モデル。約5年ぶりのモデルチェンジとなり、プロフェッショナルユーザーやソフトウェア企業から受けた新機能の要望を採り入れ、現時点での最高の技術を投入して開発したという。ターゲットは、既存のIntuosユーザーはもちろん、イラストレーション、フォトグラフィ、アニメーションの分野を中心に新規ユーザーの獲得も目指す。
従来モデルではユーザーの不満点として、「ケーブルを着脱式にしてほしい」、「筆圧感知の幅を細分化してほしい」、「利き腕とは反対側のファンクションキーが使いにくい」、「ペンのグリップが細い」、「替え芯を保管しにくい」、「トラックパッドが使いづらい」、「ファンクションキーの設定が覚えられない」などがあったという。グローバルプロダクトマネージャー・ジョエル ブライアント氏によると、同社ではこれらの不満を拾い上げ、ひとつひとつ改善していったという。
開発において目指したのは、「快適なワークフローによるこの上ないエクスペリエンスの提供」、「鉛筆のように描くアナログ画材を超える書き味」、「使う人を問わないユニバーサルデザイン」、「ユーザーのニーズにこたえるカスタマイズ性の実現」だったと商品企画部の木嶋氏は語った。
具体的な改善点としては、新開発したペン用ICを搭載することで、筆圧情報の処理速度を向上。従来モデルの1,024段階だった筆圧レベルの感知を2,048段階に引き上げたことにより、指先のニュアンスを正確に感知できるようになった。これにより、鉛筆や絵筆で本物の紙に書いている感覚に近づいたという。
また、ペン先で筆圧を感知するセンサーには同社では第2世代と位置づけする新開発のチップセンサーを搭載。最小ON荷重(筆圧を感じる最小の荷重)が従来モデルの10gから1gへと大幅に軽減。軽いタッチで作業できるようになったという。さらに、新開発のペン用ICにより省電力化を実現。信号ロスが低減し、周辺ノイズからの影響を受けにくくなったことにより、動作安定性が大幅に向上した。
操作面では、ショートカットなどの頻繁に使う操作をファンクションキーに設定ができたり、設定内容がひと目で確認できるようになった「ファンクションディスプレイ」や画面のズームやレイヤー切り替えなどを指一本で簡単に操作できる「タッチホイール」の搭載など、手の動きを最小現に抑え、作業効率化への配慮をしているのがうかがえた。
そのほか、操作系のキーを片側に集約。180度回転させることにより、左右どちらの利き腕でも自然に使えるシンメトリックデザインを採用した。また、着脱可能となったUSBケーブル(Extra Large以外)、指先を見なくてもキーの識別ができるように配慮されたファンクションキー天面に施された傾斜、ペン先替え芯3種と芯先が上下する替え芯1種を収納したペンスタンド、標準のグリップペン用に太い径のラバーグリップを用意するなど、ユーザーの側にたって丁寧に作り込んだ機能が豊富に搭載されている。
学生時代からIntousシリーズを使用しているイラストレーターのサイトウユウスケ氏は、「ファンクションキーの使い勝手が良い」「書き味は軽くなり、画面と手の動きがリアルに連動している感じがする」と感想を述べた。
ラインアップはサイズによって、「Intuos4 Extra Large」(型番:PTK-1240/K0)、「Intuos4 Large」(型番:PTK-840/K0)、「Intuos4 Medium」(型番:PTK-640/K0)、「Intuos4 Small」(型番:PTK-440/K0)となる。
全モデル共通の仕様は以下のとおり。
・対応OS:Windows Vista/XP(64ビット版含む)、Mac OS X 10.4.8以降
・読み取り方式:電磁誘導方式
・読み取り分解能:最高0.005mm
・読み取り制度:±0.25mm(ペン)
・読み取り速度:最高200ポイント/秒
・読み取り可能高さ:10mm(ペン)
・筆圧レベル:最高2,048レベル
・傾き検出レベル:±60レベル
・表面仕上げ:オーバーレイシート
・付属品:グリップペン/ラバーグリップ(太径/サイドスイッチ用穴なし)/ペンスタンド/替え芯(標準ポリアセタール芯5本/ハードフェルト芯3本/エラストマー芯1本/ストローク芯1本)/芯抜き/カラーペンリング(グレー/白/赤)など。
各モデル個別の仕様と直販価格は以下のとおり。
Intuos4 Extra Large
・読み取り可能範囲:487.7×304.8mm
・本体サイズ:幅623×高さ462×奥行き28mm
・重さ:3.5kg
・USBケーブル:直付け
・直販価格:84,800円
Intuos4 Large
・読み取り可能範囲:325.1×203.2mm
・本体サイズ:幅474×高さ320×奥行き14mm
・重さ:1.8kg
・USBケーブル:両用/通常コネクタが付属
・直販価格:42,800円
Intuos4 Medium
・読み取り可能範囲:223.5×139.7mm
・本体サイズ:幅370×高さ254×奥行き12mm
・重さ:1kg
・USBケーブル:両用/通常コネクタが付属
・直販価格:32,800円
Intuos4 Small
・読み取り可能範囲:157.5×98.4mm
・本体サイズ:幅309×高さ208×奥行き12mm
・重さ:0.7kg
・USBケーブル:右利き用/左利き用/L字型コネクタが付属
・直販価格:22,800円
そのほか、Adobe Photoshop Elements7/Adope Photoshop 6/Corel Painter Essentials 4/Corel Painter Sketch Padが付属する「Intuos4 Special Edition」も用意。直販価格はMediumに付属する「PTK-640/K1」が35,800円、Smallに付属する「PTK-440/K1」が25,800円となる。
なお、同製品は本日から29日まで東京ビッグサイトで開催される写真イベント「フォト イメージングエキスポ2009」にて体感できる。紙に書いているという感覚を味わいにいってみてはどうだろうか?
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