ベリサイン、新手の「中間者攻撃(Man-In-The-Middle攻撃)」への注意を呼びかけ

2009年3月13日(金) 14時18分
 米VeriSign(ベリサイン)は、米国バージニア州で開催されたセキュリティ・コンファレンス『Black Hat DC 2009』で、「中間者攻撃(Man-In-The-Middle攻撃)」に関するあらたな手口が発表されたことを受けて対策を呼びかけている。

 「中間者攻撃」はユーザを偽のWebサイトに誘導するあらたな手口。通信に偽のサーバやアプリケーションを割り込ませ、プロキシのように機能させることで、ブラウザとサーバの間で送受信されるHTTP形式の(HTTPS形式ではない)重要情報を盗み出すというものだ。従来の中間者攻撃との違いは、不正なWebサイトを信頼できるものに見せかけるため、偽の視覚的目印を表示している点にあるという。

 具体的には、SSLで暗号化されているサイトの目印として広く知られている南京錠マークを偽サイトのお気に入りアイコン(favicon)に設定するという手口が取られている。ただし、この手口で南京錠マークを表示することはできたとしても、EV SSL証明書を導入したサイトでは、最新のブラウザでアクセスするとブラウザのアドレスバーなどが緑色に変わるため、本物のサイトかどうかは簡単に確認できる。ただし、それでも騙されてしまう人が出ているのが現状だ。

 エンドユーザ向けの対策としては、アドレスバーなどが緑色に変わることを確認すること、EV SSL証明書を利用してアドレスバーなどが緑色に変化するサイトを識別することなどを呼びかけた。EV SSL証明書は、当該Webサイトが正規の組織の所有であることを証明するものだ。また、セキュリティ性の高いWebブラウザの最新版(Internet Explorer 7以上、Firefox 3以上、Google Chrome、Safari、Operaなど)にアップデートすることも対策となる。また、高い機密性を要求するアカウントには、トークンなど二要素認証方式の認証手段を利用、よくわからない差出人から送られたメールの扱いには慎重を期し、メールに記載されたリンクのクリックは避けるべきだとした。また企業向けには、EV SSL証明書を導入し、アドレスバーなどが緑色に変化することにどのような意味があるのかを顧客に周知させること、SSL化されていないWebページにログイン画面が表示されないように設定すること、二要素認証サービスの提供、バックエンドにリスクベース認証のソリューションを導入することなどを呼びかけている。

 米国ベリサイン・インクのプロダクトマーケティング部統括責任者のTim Callan氏は「認証を簡略にしたSSL証明書を悪用したフィッシング詐欺や中間者攻撃といったオンライン犯罪は、何年も前から行われていますが、先日Black Hatのコンファレンスで行われた発表は、オンラインでのトランザクションの安全性に関してユーザに改めて注意を喚起するよい機会になりました。セキュリティを脅かす要素は多様です。被害を未然に防ぐためには、エンドユーザの意識を高めるとともに、Webサイト側にも包括的かつ多層的なセキュリティ対策を通してユーザが安全に利用できる環境を保証することが求められます」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
注目の情報[PR]

注目ニュース

モビーダ、Windows Mobile携帯のウイルス対策でシマンテックと連携

 MOVIDA SOLUTIONS(モビーダ)は12日、シマンテックと連携し、Windows Mobile携帯の法人向けウイルス対策パッケージ「BizMobile. AntiVirus PACK」の販...

IBM、エンタープライズ・プライベート・クラウド構築を支援するコンサルティング・サービスなどを発表

 日本IBMは12日、顧客のIT基盤をクラウド・コンピューティング環境とする、「エンタープライズ・プライベート・クラウド」のための一連の新サービスの提供を開始した。

バッファロー、接続した4製品を無線化できる小型・薄型の無線LAM子機

 バッファローは、デスクトップPCやプリンタなどのLAN端子に接続して無線化を行えるIEEE802.11b/g対応の無線LAM子機「WLI-TX4-G」を発表。4月上旬に発売する。価格は5,300円。

PCの鍵代わり、USBポートに接続しなければPCを操作できなくなるセキュリティツール

 プリンストンテクノロジーは11日、USBポートに差し込むだけでPC操作のキー(鍵)の役割を果たすセキュリティツール「U-CLEFIII」(型番:PUS-UCL3)を発表。3月下旬より販売する。価格は...

日本IBM、Webサイトの脆弱性やコンプライアンスを検査・管理する製品群を発表

 日本IBMは11日、複数のWebアプリケーションの脆弱性について検査を実行・管理する新製品「IBM Rational AppScan Enterprise Edition V5.5」、Webサイトに...

日本HP、中大規模ストレージ環境を統合管理するダイレクタースイッチ「DC04 SAN Director」を発表

 日本HPは11日、中規模以上のストレージネットワーク環境統合の基盤となるダイレクタースイッチ「DC04 SAN Director」を発表した。

米Oracle、戦略的ソーシングを支援するSaaS型ソリューション「Oracle Sourcing On Demand」を発表

 米Oracle(オラクル)は現地時間9日、より効果的で効率的な戦略的ソーシングを支援するSaaS型ソリューション「Oracle Sourcing On Demand」を発表した。

ジュニパーネットワークス、包括的ソリューション「AdTM」を発表 〜 ゲートウェイ新機種も投入

 ジュニパーネットワークスは10日、ネットワーク全体におけるセキュリティ・リスクとTCOを削減し、生産性の向上を実現する包括的なソリューションである「Adaptive Threat Managemen...

チェック・ポイント、セキュリティ・ゲートウェイ「Check Point R70」を発表 〜 Software Bladeアーキテクチャを採用

 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは10日、セキュリティ・ゲートウェイの最新バージョンとなる「Check Point R70」を発表した。近日出荷が開始される予定。

自分で確定申告したことある? 「e-Tax」は“意外と便利”

 確定申告シーズンも大詰め。手続きが煩雑で面倒といったイメージがある確定申告だが、申告が必要な場合や、還付申告に該当するケースなどはどのくらい知られているのだろうか。

フォーティネット、FortiOS 3.0ファームウェアがIPv6認定要件を達成

 フォーティネットは6日、同社のFortiOS 3.0ファームウェアが、ルータ製品としてIPv6フェーズ2の認定を達成したことを発表した。また「FortiGate」製品ファミリーが、IPv6対応ファイ...

セキュアブレイン、SaaS型セキュリティサービス「gred」の販売を開始

 セキュアブレインは6日、企業向けSaaS型セキュリティサービス「gred(グレッド)セキュリティサービス」の販売を開始した。

NTTデータ・セキュリティなど、「日本カード情報セキュリティ協議会」の設立準備を開始

 NTTデータ・セキュリティなど4社は5日、クレジットカード情報の保護を推進する「日本カード情報セキュリティ協議会(JCDSC)」の設立を目指し、「準備事務局」を開設した。

米インテル、資材/サービス供給企業にSCQI賞およびPQS賞を授与

 米Intel(インテル)は現地時間4日、同社のSCQI(サプライヤー・コンテニュアス・クオリティー・インプルーブメント)プロセスの一環として、インテルの主要な供給企業に、SCQI賞およびPQS賞を授...

バッファロー、セキュリティ機能を強化したUSBフラッシュメモリやRAID機能搭載の外付けHDDなど8製品を価格改定

 バッファローは、自動暗号化機能付きUSBフラッシュメモリや802.11n対応の無線LANブロードバンドルータなど、計8製品の価格改定を実施。最大で約31%の値下げとなっている。

ソフトバンクIDC、「desknet's」最新版Ver.7.0をSaaS型で提供開始 〜 iPhone画面に対応

 ソフトバンクIDCは4日、次世代ITサービスブランド「NOAH」において、グループウェアアプリケーション「desknet's」の最新版Ver.7.0の提供開始を発表した。

IIJ、社内LANへの閉域接続を実現する「IIJダイレクトアクセス」を提供開始

 IIJは3日、インターネット接続回線を活用して社内LANへの閉域接続を行うリモートアクセスソリューション「IIJダイレクトアクセス」をあらたに開発、3月下旬より提供開始することを発表した。

日立など3社、ドアノブを“握る”だけの個人認証システムを共同開発

 日立製作所、NTTコミュニケーションズ、美和ロックの3社は2日、人体や物の表面に発生する電界を利用した通信技術「RedTacton(レッドタクトン)」を活用した入退室管理システムを共同開発したと発表...

イメーション、メタリックボディのUSBフラッシュメモリを3モデル

 イメーションは、TDK Life on Recordブランドで、メタリックボディにスライド式のフォルムを採用したUSBフラッシュメモリ「TRANS-IT “EDGE”」を発表した。16GB、8GB、...

ファイザー製薬、「SoftBank X05HT」約3000台とMSの管理サーバを導入

 製薬会社のファイザーは2日、ソフトバンクモバイルより発売中のWindows Mobile搭載の携帯電話「SoftBank X05HT」約3,000台を、業務用携帯電話として社内の全医薬情報担当者向け...

KCCS、低価格なサイトの脆弱性診断サービス「Web健康診断」の提供を開始

 京セラコミュニケーションシステムは26日、インターネットに公開されているWebサイトに対し、主要な脆弱性を検査する診断サービス「Web健康診断」の提供を開始した。

オンラインゲームよりオークションが10倍以上の標的に! 〜 警察庁、不正アクセスの現状を発表

 警察庁は26日、国家公安委員会・総務大臣・経済産業大臣の連名にて「不正アクセス行為の発生状況およびアクセス制御機能に関する技術の研究開発の状況」と題する文書(PDFファイル)を公表した。

日本HPとNTT Com、セールスフォース・ドットコムのSaaSサービスを通じてセキュアな環境構築で協業

 日本ヒューレット・パッカードとNTTコミュニケーションズは26日、シングルサインオンによるセキュアなSaaS環境の構築において協業することを発表した。

日立ソフトがログ管理アプライアンス製品「logbox*powered by SenSage」を販売開始

 日立ソフトは26日、東京エレクトロンデバイスが開発したログ管理アプライアンス製品「logbox*powered by SenSage」の販売を3月2日より開始することを発表した。

ワイズテクノロジー、最新OS「WTOS 6.3」リリース 〜 仮想デスクトップでのシンクライアント機能を強化

 ワイズテクノロジーは26日、仮想デスクトップでのシンクライアント機能をさらに強化した、シンクライアント専用OSの最新バージョン「Wyse Thin OS 6.3」(WTOS 6.3)のリリースを発表...

ストレージを自動減量!EMCがCelerraシリーズの新製品を発表

 EMCジャパン(EMC)は25日、NAS製品「Celerraシリーズ」の新機種「NS-120」、「NS-480」「NS-960」、「NS-G8」(ゲートウェイ型ストレージ)と、その新製品に搭載される...

米LogLogic、統合ログ管理ソリューションにイベント相関機能、脅威検出などを追加

 米LogLogicは25日、Exaprotect社と提携し統合ログ管理プラットフォーム「LogLogic Security Event Manager, powered by Exaprotect」...

【インタビュー】単なるISPではなくBSPとして生まれ変わる——NTTぷらら代表取締役社長 板東浩二氏

 「ぷらら」は創業から13年間にわたりサービスを提供するISPサービスの老舗だ。昨年は映像系サービスに注力し、3月には4th MEDIA、OCNシアター、オンデマンドTVを統合する形で「ひかりTV」を...

RSS

特集・連載

ブロードバンド/無線LANスポット検索

ブロードバンド検索
-

ピックアップフォト