サーバ内部のプロセッサはすでに使い切れない 〜 ガードナー、危険性に警鐘
このレポートによると、マイクロプロセッサ・チップ当たりのプロセッサ数の倍増により、これからの世代のサーバが搭載するプロセッサの合計数は、主要ソフトウェアが開発の前提としているレベルをはるかに超えるピークに達するとのこと。このような進化はOS、ミドルウェア、仮想化ツール、アプリケーションのすべてに影響を及ぼし、結果として企業・組織は新しいバージョンへの移行を急ぎ、パフォーマンスにおける問題に直面するとの内容だ。
カール・クランチ氏は、「ソフトウェア製品の仕様を見ると、今日可能なハードウェア構成および今後さらに進化が加速するハードウェア構成をサポートする上で、数多くのソフトウェアが課題に直面するであろうことは明白」と述べている。2009年にはソケット当たり8コアチップを搭載した32ソケットのハイエンド・サーバが256のプロセッサを提供し、2年以内にソケット当たり16プロセッサの仕様が市場に登場して、プロセッサ数は合計512となる。今から4年後にはソケット当たり32プロセッサ、合計1,024プロセッサという製品が出荷されると予測している。
数多くのプロセッサを活用できるソフトウェアの能力には限界があるため、企業・組織はこの問題に留意する必要があると指摘し、「今日のほとんどの仮想化ソフトウェアは、ハイエンド・ボックスの1,024プロセッサを大幅に下回る64プロセッサでも、そのすべてを使うことはできません。またすべてのデータベース・ソフトウェア、ミドルウェア、アプリケーションについても、それぞれに拡張性の限界があります。企業・組織にとってのリスクは、数年のスパンで倍増していくプロセッサのすべてを活用することはできないということです」とカール・クランチ氏は述べている。今日のサーバを動かしているソフトウェアには、効果的に扱えるプロセッサ数についてハード面とソフト面の両方で限界がある。たとえば8ビット・フィールドにプロセッサ番号を格納するOSであれば、ハードの上限は256プロセッサになる。ソフト面の限界は、各ソフトウェアが本来サポートできるはずのハードの限界を大幅に下回ることも珍しくなく、オーバーヘッドと非効率性によって、これらのプロセッサの価値が大幅に減じられる。
「マルチコア・マルチプロセッサ・アーキテクチャによってサーバ当たりのプロセッサ数が倍増することに、疑いの余地はほとんどありません。これによって、理論的には処理能力の飛躍的な向上への道が開かれます。しかし、これに伴うハード面の限界は比較的分かりやすいものの、サーバ・ソフトウェアがサポートできるプロセッサ数に対するソフト面の限界は試行錯誤によってしか知ることができないということが、ITリーダーの皆様にとっての大きな課題となります」とカール・クランチ氏は結論づけている。
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