MSとシマンテック、Hyper-V環境のバックアップを共同検証

2009年1月15日(木) 20時23分
マイクロソフトのコアインフラストラクチャグループの藤本浩司氏の画像
マイクロソフトのコアインフラストラクチャグループの藤本浩司氏
IDC Japanが調査した仮想化技術の導入シェア。調査は2008年3月であるためHyper-Vが含まれていないが、それでもマイクロソフトのVirtual Serverが29.6%でトップだの画像
IDC Japanが調査した仮想化技術の導入シェア。調査は2008年3月であるためHyper-Vが含まれていないが、それでもマイクロソフトのVirtual Serverが29.6%でトップだ
シマンテックのシステムエンジニアリング本部パートナーSE部システムエンジニアである伊吹山正郁氏の画像
シマンテックのシステムエンジニアリング本部パートナーSE部システムエンジニアである伊吹山正郁氏
Backup Exec 12.5 for Windows Serversの特徴。vhdイメージが、ファイルやフォルダ単位で扱えるの画像
Backup Exec 12.5 for Windows Serversの特徴。vhdイメージが、ファイルやフォルダ単位で扱える
共同検証の環境。プライマリサイトは1台の物理サーバで3つの仮想マシンを動作。通常はバックアップを行い、障害発生時にはセカンダリサイトでサービスを継続するという流れだの画像
共同検証の環境。プライマリサイトは1台の物理サーバで3つの仮想マシンを動作。通常はバックアップを行い、障害発生時にはセカンダリサイトでサービスを継続するという流れだ
 シマンテックとマイクロソフトは15日、仮想化環境におけるバックアップの共同検証を発表した。共同検証は、マイクロソフトの仮想化技術「Hyper-V」と、シマンテックのバックアップソリューション「Backup Exec」を用いたもので、この2つの製品を利用した場合の具体的な手順を示したホワイトペーパーを公開した。

 ホワイトペーパーは、Hyper-V上でWebサーバ、ファイルサーバ、プリントサーバが動作。これらのバックアップ方法とともに、障害の発生時にセカンダリサイトで同じサービスを提供する手順を示している。

 マイクロソフトのコアインフラストラクチャグループの藤本浩司氏は、同社の仮想化技術に関して説明をした。2008年3月に行われたIDC Japanの調査では、仮想化技術の導入企業数比率として、Microsoft Virtual Serverが29.6%、VMware GSX Serverが15.6%、VMware ESX Serverが9.5%などとなっている。なお、導入実績はもっとも最近(2008年3月時点)に導入した仮想化技術に関する質問結果である。さらに、Windows Server 2008では、標準でHyper-Vが搭載されているため「仮想化技術ではすでにナンバーワンではないか」と自信を見せた。

 シマンテックとの協業については、15年前から続いている。マイクロソフトがリリースするサーバOSにシマンテックの製品はいち早く対応。現在はWindows Server 2008 x64版についても、シマンテックの主要製品は対応している。

 さらにマイクロソフトが法人向けに展開しているITでコスト削減を掲げる「SaveMoney」キャンペーンをあげ、「パートナーの力をいただいてベストプロダクトを提供し、投資コストを削減する」とシマンテックとの協力関係を示した。

 続いてシマンテックのシステムエンジニアリング本部パートナーSE部システムエンジニアである伊吹山正郁氏が、Backup Execについて説明した。「Backup Exec 12.5 for Windows Servers」の「Microsoft Virtual Server エージェント」では、Hyper-Vの環境に対応。Hyper-Vの仮想ファイルシステムである「vhd」へ対応を強化し、ファイルやフォルダ単位でのリストアが可能になっている。また、物理マシン単位でのライセンスとなるため、「仮想マシンがいくら乗っていても同じ価格」という特徴がある。

 なお、Microsoft Virtual Server エージェントは、Windows Server全体のバックアップを行うためのエージェントであるため、Exchange ServerやSQL Server、Share Point、Active Directoryなど各アプリケーションごとのバックアップには不向きだ。これに対応するため、これらアプリケーションごとのバックアップ用にエージェントを用意している。

※[お詫びと訂正]初出時、IDC Japan調査結果に関する記述において一部誤りがございました。ここに訂正するとともに、お詫び申し上げます。
《安達崇徳》
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