2009年予算の優先順位はBIが1位〜ガートナー、世界のCIO約1,500人の調査結果を発表
ガートナーのEXPでは毎年、CIOが抱える次年度の課題を調査しており、その分析レポート「CIO Agenda」を発表している。今回は全世界の1,527人のCIOを対象に、2008年9月15日〜12月15日の期間、IT関連の2009年予算について調査が行われた。それによると北米やヨーロッパでは予算は現状維持、ラテンアメリカ圏で微増、アジア太平洋圏では微減となった。全体的には2009年は0.16%の増加を見せるが本質的には現状維持とのこと。IT関連の総予算額は1380億ドルを超えたという。
同調査では、ビジネス面とテクノロジー面での予算の優先順位をランキングしている。ビジネス面の上位は、1位「ビジネス・プロセス改良」、2位「企業コストの削減」、3位「労働力の有効性の向上」となり、テクノロジー面での上位は1位「BI(Business intelligence)」、2位「エンタープライズアプリケーション(ERP, CRM and others)」、3位「サーバやストレージ(仮想化)」となった。これについてガートナーでは、世界的な金融情勢の悪化を受けて、IT資産の中でビジネスの現状を分析するBIや、コストの最適化・効率化といった項目が上位に来たと見ている。
ガートナーEXP研究担当副社長のマーク・マクドナルド氏は「2009年のエグゼクティブは、50年以上存在していない挑戦的な経済情勢に直面している。CIOの3分の1が、2008年からの予算の変化を全然報告しなかった一方で、46パーセントがわずかな増加を報告し、21パーセントがIT予算の削減を報告した。しかしすべてのCIOが、予算を再構築する必要に直面するだろう」とコメントを寄せている。
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