レノボ、国内向け同社初のコンシューマー向け10.1V型ワイド液晶ミニノートPC
レノボは8月5日(日本時間)にワールドワイドでミニノートPC「IdeaPad S10」を発表したが、レノボ・ジャパンが日本市場向けモデルとして投入するのはS10eが初。また、同社ではこれまで法人向けの「ThinkPad」シリーズを中心にしてきたが、今回はIdeaPadという新たなブランドで一般コンシューマー市場に参入した。
発表会ではまず、同社執行役員でマーケティング&広報部長の原田洋次氏がS10eを市場投入する経緯を説明した。
「2005年5月にレノボ・ジャパンが発足してから3年たった2008年は“成長への飛躍”の年と位置づけています。そこで従来の法人向け市場に続き、いよいよ一般のコンシューマー向け市場へと参入することとなりました。また今回は、PC市場の中でも特に拡大しているUMPC(ウルトラモバイルPC)市場へも初の参入となります。すでに他社メーカーが続々と製品を投入しているなかで、(レノボ・ジャパンの市場参入が)なぜ今なのかと疑問を持たれるかもしれませんが、それは納得し、自信を持って市場投入できる製品ができたのが今だった、ということです」(原田氏)
一般コンシューマー向けのモデルとしてS10eの最も大きな特徴は本体のカラー。法人向けのThinkPadシリーズはブラックがシンボリックカラーとなっているが、S10eではブラックをラインアップせず、ホワイト/ブルー/ピンクをカラーバリエーションとした。ピンクを用意したのは一般コンシューマーでも特に女性への訴求を狙っている。
「量販店やユーザー、リサーチ会社などから意見を聞き、さまざまな形でUMPC市場を分析したのですが、その用途やコアなユーザー層は絞りきれていないのが現状です。そこでS10eは、他社製品に比べて劣ることがないスペックにすることで、コンシューマーのあらゆるニーズにお応えできるものとしました」(原田氏)
ディスプレイはLEDバックライト付き10.1V型ワイド液晶、CPUはインテルのモバイルプロセッサであるAtom N270、OSはWindows XP Home Edition SP3、HDDは160GB、メモリは1GBを搭載。バッテリは6セルで駆動時間は最大5.3時間、インターフェースはUSB2.0×2に加え、34mm Expressカードスロットや4in1メディアカードリーダ(SD/SDHC、MMC、MS、MS Pro)、VGAなどを実装。通信機能ではイーサネット/WiFi準拠ワイヤレスLAN/Bluetoothに対応し、有効画素130万画素webカメラを内蔵する。本体サイズは幅42×高さ11×奥行き35mm、重さは16g。
「S10eは第二のモバイルPCとしてデザインされています。しかし、はじめて持つPCとしてUMPCを選ぶ傾向も見られますので、あらゆる面から市場のニーズに応えられるようにスペックを充実させました。なお補足しますが、製品の特徴として特に触れていませんが、実は、冷却機能も優れています」(原田氏)
原田氏に続いたのは同社ノートブック開発研究所第二開発部長の城下哲郎氏。開発の状況を振り返った。
「レノボの開発拠点は日本、中国、米国の3ヵ国に置いています。すでに海外で発表されたS10は中国で開発されましたが、それをベースに日本の大和事業所で開発したのがS10eです」(城下氏)
S10eのおもな機能としては、電源をONにした数秒でブラウザやメールが使えるLenovoクイック・スタート。OSを起動せずに音楽を聴いたりメールを閲覧したりできる。また、ワンプッシュするだけでお気に入りのアプリケーション(Application Launcher/アプリケーション・ランチャー)を簡単に起動できるNovoボタン。両機能は、ワールドワイドで先行発表されたS10にはないS10eで初の機能となっている。
ほかに、S10とS10eに共通の機能としては、タッチパッド上で指先を閉じたり広げたりすることで画面表示を拡大/縮小(ピンチアウト/イン)するマルチタッチ。同じく、タッチパッド上のカイラル・モーションでスクロールするカイラル・モーションを備えている。
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