【Inter BEE 2008 Vol.5】ファイルの共有ができるSANソリューション「metaSAN」

2008年11月20日(木) 13時19分
「metaSAN」と「metaLAN」のデモンストレーション。SAN上のボリュームにある同じファイルがWindowsとMacから同時に再生しているの画像
「metaSAN」と「metaLAN」のデモンストレーション。SAN上のボリュームにある同じファイルがWindowsとMacから同時に再生している
 「Inter BEE 2008」では、MICアソシエイツが、NASとSANのメリットを併せ持ったソリューション「metaSAN」と「metaLAN」を展示している。の画像
 「Inter BEE 2008」では、MICアソシエイツが、NASとSANのメリットを併せ持ったソリューション「metaSAN」と「metaLAN」を展示している。
デモンストレーションの環境。下の3台のPCにはそれぞれmetaSANがインストールしてある。ゲートウェイの役割を果たすmetaSANを複数台設置することで、負荷の分散や障害時のバックアップとして機能するの画像
デモンストレーションの環境。下の3台のPCにはそれぞれmetaSANがインストールしてある。ゲートウェイの役割を果たすmetaSANを複数台設置することで、負荷の分散や障害時のバックアップとして機能する
 ネットワーク上のストレージをマウントする方法として、「NAS」(Network Attached Storage)と「SAN」(Storage Area Network)の2つの方法がある。NASはWindowsのファイル共有などいわゆる“ファイルサーバ”と呼ばれている方法で身近だ。一方のSANは、サーバとストレージの接続などデータセンタで用いられる方法だ。

 それぞれ、利点と欠点がある。

 NASは1つのボリュームを複数台のクライアントで共有できるが、SANと比べるとスループットなどのパフォーマンスは劣る。SANは、スループットなどのパフォーマンスはNASと比べると高い上に、ネットワークを介して接続してもOSからはローカルのディスクと同様に見え自由度が高い。しかし、基本的に1つのボリュームは1つのクライアントからしかマウントできないため、ファイル共有はできないという欠点がある。

 「Inter BEE 2008」では、MICアソシエイツが、NASとSANのメリットを併せ持ったソリューション「metaSAN」と「metaLAN」を展示している。

 metaSANは、SANとクライアントの間を取り持つゲートウェイの役割を果たすソフトウェア。複数のクライアントが同じファイルに同時に書き込みができないようにロックするなどの制御を行っている。metaLANは、metaSANに接続するためのクライアント。SAN上のボリュームがローカルのドライブと同じように扱える。

 このmetaSANとmetaLANにより、同一のボリュームであっても複数のクライアントでマウントできるようになる。NASのようにファイルの共有ができると同時に、SANの高いパフォーマンスも期待できる。

 metaSANでは、SAN上のボリュームをWindowsのNTFSまたはMac OS XのHFS+のファイルシステムとして扱う。Windowsの標準機能ではHFS+の読み書きができなかったり、Mac OS XはNFTSの読み込みしかできないなど、OSが混在する環境ではファイルシステムの違いが問題になる。しかし、metaSANとmetaLANにはWindows、Mac OS X、Linuxの3つのOSが混在している環境でも利用できるという特徴がある。

 ファイルの共有と高いパフォーマンスを生かした用途として、映像の作業環境の構築がある。デモンストレーションでは、同じ映像ファイルをWindowsとMacから同時に再生していた。
《安達崇徳》
注目の情報[PR]

注目ニュース

【Inter BEE 2008 Vol.4】アイシロン、新製品で4本のハイビジョン映像同時伝送をデモ!

 Inter BEEは放送機材のイベントだが、クラスタストレージの展示も多く見られる。アイシロン・システムズの「Isilon IQ Accelerator-x」もその1つだ。

日立、システムの構築事例を分析し必要な機能に絞ったBladeSymphony用ストレージ

 日立製作所は14日、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」のラインアップに、中小規模システム向けのストレージとして「BR1600」を追加し、販売を開始した。

ネットアップ、転送速度を1.8倍に向上させたクラスタストレージ「FAS3160」

 ネットアップは14日、クラスタストレージ「NetApp FAS3160」(FAS3160)の提供を開始した。

ネットアップ、仮想テープライブラリ製品に重複排除機能を搭載

 ネットアップは12日、ディスクベースのバックアップ・ソリューションである仮想テープライブラリ製品「NetApp Virtual Tape Library(VTL)シリーズ」に重複排除機能を搭載したと...

F5、10Gbit Ethernet対応高性能プラットフォームなどストレージ仮想化2製品

 F5ネットワークスは11日、F5のデータソリューション関連の2製品「F5 ARX4000」「Data Manager」の国内販売を開始すると発表した。

RSS

特集・連載

ブロードバンド/無線LANスポット検索

ブロードバンド検索
-

ピックアップフォト