【Inter BEE 2008 Vol.5】ファイルの共有ができるSANソリューション「metaSAN」
それぞれ、利点と欠点がある。
NASは1つのボリュームを複数台のクライアントで共有できるが、SANと比べるとスループットなどのパフォーマンスは劣る。SANは、スループットなどのパフォーマンスはNASと比べると高い上に、ネットワークを介して接続してもOSからはローカルのディスクと同様に見え自由度が高い。しかし、基本的に1つのボリュームは1つのクライアントからしかマウントできないため、ファイル共有はできないという欠点がある。
「Inter BEE 2008」では、MICアソシエイツが、NASとSANのメリットを併せ持ったソリューション「metaSAN」と「metaLAN」を展示している。
metaSANは、SANとクライアントの間を取り持つゲートウェイの役割を果たすソフトウェア。複数のクライアントが同じファイルに同時に書き込みができないようにロックするなどの制御を行っている。metaLANは、metaSANに接続するためのクライアント。SAN上のボリュームがローカルのドライブと同じように扱える。
このmetaSANとmetaLANにより、同一のボリュームであっても複数のクライアントでマウントできるようになる。NASのようにファイルの共有ができると同時に、SANの高いパフォーマンスも期待できる。
metaSANでは、SAN上のボリュームをWindowsのNTFSまたはMac OS XのHFS+のファイルシステムとして扱う。Windowsの標準機能ではHFS+の読み書きができなかったり、Mac OS XはNFTSの読み込みしかできないなど、OSが混在する環境ではファイルシステムの違いが問題になる。しかし、metaSANとmetaLANにはWindows、Mac OS X、Linuxの3つのOSが混在している環境でも利用できるという特徴がある。
ファイルの共有と高いパフォーマンスを生かした用途として、映像の作業環境の構築がある。デモンストレーションでは、同じ映像ファイルをWindowsとMacから同時に再生していた。
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