情報漏えい対策とログ管理で実現するセキュリティ統制——アイエニウェア
同社社長の早川典之氏は本セミナー主催の主旨を、「(アイエニウェア・ソリューションズは)インフラのソフトウェア、ミドルウェアを提供している会社で、直接セキュリティアプリケーションを提案しているわけではないか、私どものインフラを使ってセキュリティアプリケーションを開発しているパートナー様のソリューションを紹介することで、セキュリティについて考えていただきたい」と説明。また、「私どもの本社であるサイベースは、USが不景気で株価の低迷が続くなか、私が働いている10年間でもっともよい株価を記録しました。また、ワールドワイド全体の業績も非常によく、年率15%を超える成長率を維持しており、アプリケーションをやらずに、インフラのソフトウェアを提供し続けてきたことが、パートナーやユーザに受け入れられている結果ではないかと感じています」と語った。
講演は、「ログ監視で実現するセキュリティ統制」(クオリティ)、「オフィスおよび技術設計部門における情報漏えい対策」(日本テクノ・ラボ)に続き、アイエニウェア・ソリューションズのエンジニアリング統括部 森脇大悟氏が「オフィスシステムにおける履歴データ管理とマルチ拠点への適用」と題し、セキュリティ製品のデータ管理に利用されている同社のRDBMS(Relational DataBase Management System:リレーショナルデータベース管理システム)製品「SQL Anywhere」を中心に説明した。
SQL Anywhereは、ユーザ環境に合わせて、小規模の「スタンドアロン」、中規模の「クライアントサーバ」、大規模の本社-支店システムの「Mobile Link同期」と多様な構成をとることができる製品で、小規模導入から始めて、状況に合わせて拡張していくことが可能という。
インストールについては、「製品CD-ROMからのウィザード形式によるインストール」「デプロイメント ウィザードにより必要なコンポーネントを選択しインストーラを作成」「DLLやEXE単位でのインストール」といった方法から選択することで容易に行え、パッケージに組み込みやすくなっていると説明した。
また、プライマリサーバ、ミラーサーバ、アービタ(監視)サーバの3台構成で、いずれかで障害が起きた際にも運用に支障はなく、フェイルバックも容易であるという可用性の高さも特長としてあげ、センターDBからPDAやスマートフォントといった端末のDBまで、すべてSQL Anywhereで構築できることも紹介した。
導入事例としては、「大規模モバイル拡張」の例として日本郵政に2007年の郵政民営化時に新システムとして全国の郵便局約2万2千局で採用された「窓口システム・携帯システム」が、「大規模分散」の例として保険会社で採用された「顧客管理システム」が紹介された。保険会社の例では、代理店ごとにセキュリティレベルが異なるため、Mobile Linkの柔軟な同期設定が活かされているという。
「SQL Anywhereのミッションは、自己マネージメント機能や標準装備された同期技術であり、アプリケーション開発者が日々の運用課題に悩まされるのではなく、アプリケーションの開発や配備に集中できるようにすることだ」という同社オプティマイザ開発責任者のGlenn Paulley氏の言葉も紹介された。
同イベントでは、講演に続き、業務パッケージ製品紹介セミナーや、テクニカル・セッションなども開催された。
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