パナソニックモバイルとNTTデータが資本提携——組込み系とSIの融合戦略
この資本提携は、パナソニックモバイルの100%出資子会社であるパナソニックMSEの発行株式の60%をNTTデータが譲り受け新しい会社を立ち上げるとしている。新会社の名称は未定だが、設立時期は2008年10月の予定だ。資本金は2億円で現在のパナソニックMSEの資本金から変更はない。役員はNTTデータから4名と監査役1名、パナソニックモバイルから3名で構成される。
パナソニックMSEは、各種の無線通信技術をベースにW-CDMA、3GPPやWiMAX、無線LANシステムの開発、携帯電話の組込みプラットフォームの開発などを行っている企業だ。2008年の事業計画では130億円の売上高を計画している。
内外圧力による携帯キャリアの端末ビジネスの変化や国内市場の飽和などに対して、端末メーカーも変革を余儀なくされている。パナソニックモバイルとしては、今回の資本提携により、携帯電話の通信インフラやコア技術の部分のシステム開発能力を、システムインテグレーションやソリューション市場へ広げることができる。また、NTTデータは、中期計画において「組込みソフトウェア」を成長エンジンのひとつとして位置づけているため、その開発能力や技術を取り込むことを期待している。
端末メーカーは、国内市場が飽和し、現行製品にほとんどの技術を搭載してしまったとはいえ、LTEや4G、IP接続やFMCなどさらなる技術開発投資が必要である。片やシステムインテグレーターは、公共事業的なシステム案件だけでなくSME市場への展開や、インフラやプラットフォームに直結した差別化できる技術の獲得や成長分野への市場開拓も急務だ。両社の資本・業務提携の背景には、このような利害一致も影響しているかもしれない。
注目ニュース
27日、見えないドットコードの技術を持つグリッドマークは、NECとの資本提携に合意したと発表した。
メタバース事業を展開するココアは26日、バップおよびフォアキャスト・コミュニケーションズを割当先とする第三者割当増資を行ったことを発表した。
UCOMは30日、山形でCATV/インターネット接続サービス事業を展開するケーブルテレビ山形との資本・業務提携契約を締結した。
15日、オリコンは、オリコンの連結子会社であるオリコンMEの株式の一部をDACに譲渡することを同日の取締役で決議したと発表した。
ドリコムは21日、楽天との資本業務提携、および楽天を割当先とする新株式の発行について発表した。
17日、BitTorrentは、P2Pネットワークによる動画配信技術であるBitTorrent DNAによる動画配信ソリューションビジネスでインプレスとの協業を発表した。
米マイクロソフトとオウケイウェイヴは、業務・資本提携に関する契約を締結したことと発表した。
さくらインターネットは、27日に取締役会を開催し、資本提携に向け双日と基本合意書を締結することを決議した。2008年1月下旬に、新株発行を決議し、新株引受契約を締結する予定。
日立マクセルとチノンテックは10日、両社の光学部品の事業強化に向けて、業務および資本提携に関する合意書を締結したと発表。
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