すべての放送が光ファイバー1本で見られる——スカパー!光がサービス拡大
スカパー!光は、光ファイバーに放送波をそのまま流すというサービス。放送波をそのまま配信するため、ケーブルテレビとは異なりセットトップボックスがいらないというメリットがある。
ホームタイプ ワイドでは、7月1日より「BS11」と「Twell V」を追加しBSデジタルの12チャンネルがすべて楽しめるようになる。そのほかには、e2 by スカパー!のチャンネルは秋以降に、スカパー!のハイビジョンチャンネルを2009年春から開始する。さらには、2011年にBSアナログが終了するのに伴い、BSデジタルにチャンネルが追加されるがこれにも対応する。
チャンネルチャンネルの追加は、利用する周波数帯を広げたことにより実現できた。これまでのスカパー!光では、70MHz〜770MHzの帯域を用いていたが、70MHz〜2,072MHzに拡大した。
周波数の拡張により、宅内に設置する機器も減らせる。これまではBSデジタルの放送波を770MHz以下に変換し、光ファイバーを通して宅内で元の周波数に戻していた。しかし周波数を拡張したことで、BSデジタルの電波をそのまま通せるようになったため宅内の周波数変換機が不要になった。また、e2 by スカパー!にも対応したことで、デジタル放送に対応したテレビではスカパー!光を接続したら、チューナーやセットトップボックスを使わずに楽しめるようになる。
ホームタイプワイドの開始に合わせて新しいOUNも提供する。これまでは、ひかり電話用とスカパー!光用のOUNが別々に必要だった。これが1台にまとめられるようになる。さらに、ルータを内蔵し複数のPCが接続できるようになったほか、ひかり電話の端末も内蔵した。
利用料金は視聴できるチャンネル数により、「スカパー!光ライトコース」の月額682.5円からスカパー!光パックコースの月額4,957.5円まで。ライトコースはBSと地上波放送のみだが、パックコースは300チャンネル以上が楽しめる。
●すべての放送が光ファイバー1本で見られるようになる
発表会では、オプティキャスト代表取締役社長の齋藤達郎氏は今回の周波数帯域の拡大について「BSデジタルがすべて写るようになる」「2011年の新たなBSチャンネルも映る」「HD化に対応する」と3つのメリットをあげた。そのうえで「すべての放送が光ファイバー1本で見られるようになる」とアピールする。
期待を寄せるのは、地上波とBSのみが楽しめるスカパー!光ライトコース。「接続世帯の拡大につながる」というのが理由だ。ライトコースであっても、契約をしているとほかのコースへの切り替えは簡単だ。「多チャンネルのメリットを説明しながら売っていく」という方針で、まずは地上波とBSのために契約をしてもらい、多チャンネルのメリットを説明し、ほかのコースも気軽に契約してもらいたいという思惑がある。そのうえで「堅めの数字だが、5年間で35万契約を目指す」と示した。
NTT東日本の代表取締役社長である古賀哲夫氏は、現在のスカパー!光の契約数について「今の8万は私どもにとって非常に少ない」とする。そんな中、「スカパー!さんにお願いして多チャンネルにしていただいた」と今回のチャンネル追加に期待を寄せる。
しかしNTTグループでは、「OCN シアター」「オンデマンドTV」「4th MEDIA」のIPベースのVoDと放送サービスを提供しており(7月1日に「ひかりTV」に統合する)、スカパー!光と競合することになる。しかし「IPのサービスもよくなってくるので、平行して行く」と述べた。
このように放送サービスを拡大していくとCATVと競合していくことになる。都市型のCATV事業者は、放送、インターネット接続、IP電話を提供することが多い。しかし、「地方のCATVは映像だけというところもある。CATVが映像を流してNTTがデータを流すという取り組みを進める」としている。
●スカパー!光 ホームタイプ ワイドの料金
スカパー!光パックコース:月額4,957.5円
スカパー!光パックセレクションコース:月額4,357.5円
スカパー!光アラカルトコース:月額1,617.5円
スカパー!光ライトコース:月額682.5円
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