世界的原油高の影響でスパムにも変化の傾向〜シマンテック月例スパムレポート6月号
6月号では、ミャンマーで発生したサイクロンや中国の大地震に関連したスパム攻撃や中国の偽造請求書によるスパム攻撃などが紹介されている。
まず昨今の原油高の影響で、低価格ランチミートである「スパム」の売り上げが増加し、至る所で厳しい経済状況が続いているというエピソードからレポートは始まる。スパムメールに関しても同様で、5月に送受信されたEメールのうち80%がスパムメールであり、経済成長速度の鈍化とその影響がスパム攻撃者の標的となっていると同レポートでは指摘している。スパム攻撃者の中には、住宅所有者の不動産債務軽減とクレジットの信用評価に与え得るマイナスの影響回避を「助ける」ため、不動産差押え(フォークロージャー)ローンの救済を促しているという例まで紹介されている。シマンテックの調査では、原油高の影響で、ガスや燃料関連のスパムメールが増加していることを確認しているとのこと。また過去数か月の間、アメリカ政府による緊急経済対策が報道されたことにより、納税者に対する対策に関連したフィッシングメールの増加も確認されている。
さらに、最近のミャンマーで発生したサイクロンや中国四川省で起きた大地震を受けて、次々と各国の政府や個人が、被害にあった地域へ援助の手を差し伸べたことに便乗したスパムメールも多数登場しているようだ。地震募金メール詐欺は、中国の被災者への募金を集めており、スパム送信者は、正当なウェブサイトを利用し、ルートドメインの下に詐欺サイトのリンクを仕込み、ユーザがスパムメールに記載されているURLをクリックすると、詐欺サイトにリダイレクトされ、募金を求められるようにしている。
特異なスパムでは、Googleブランドへの侵害が目立っており、Googleの検索クエリーを用いて、「I'm feeling lucky」のオプションを使い、スパムサイトに誘導する技術の登場が報告されている。
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