ライブ映像を高速処理し、その場で裸眼立体映像に〜日立と東大が共同開発
東京大学が開発した64台のカメラを搭載した可搬型カメラアレイシステムと、日立が開発した特殊な眼鏡をかけずに立体映像を見ることができる「裸眼立体視ディスプレイ」を組み合わせ、さらに、画像を高速で処理できる技術を開発したことにより、実現したとのこと。このシステムでは、表示させる被写体の位置を、リアルタイムで前後・左右・上下方向に自由に変えることができるほか、どのぐらい立体的に表示させるかを自由に変更することも可能となる。
「裸眼立体視ディスプレイ」において日立は、高精細な液晶ディスプレイ上に多数の小さな凸レンズ(マイクロレンズアレイ)を載せた構造になっているIV(Integral Videography)方式の開発を進めてきた。IV方式では、液晶ディスプレイパネル上の1つのマイクロレンズから60方向の光を出力し立体映像を表示する構造上、60方向から3次元空間を撮影した60の視点をもつ映像が必要だったため、事前に作成したCG映像に限られていた。
今回、東京大学と日立は、可搬型カメラアレイの64台分の映像入力を、CG技術(自由視点映像合成技術)を駆使して、リアルタイムで60視点の映像に変換し、「裸眼立体視ディスプレイ」に表示させる技術を開発したという。カメラアレイシステムは、64台のネットワークカメラ(縦8列×横8列)で構成され、映像は1本のギガビットEtherケーブルで送信される。映像情報の処理は1台の一般的なPCで可能なため、システムの移動も容易とのこと。
なお、本システムは、「3次元画像コンファレンス」(7月10日〜11日@東京大学)にて、実演展示される予定。
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