「でんきキューブ」は2012年?——NECと日産の合弁会社AESC、高性能リチウムイオン電池の事業化を決定
AESCは、2007年4月に日産とNECグループの折半出資会社として設立され、資本金は15億円。日産、NECグループ、およびNECトーキンがそれぞれ51%、42%、7%の株式を保有するとのこと。
同社は、次世代電動自動車(ハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車など)を対象としたリチウムイオン電池の開発およびマーケティングに取り組んできたが、NECとNECトーキンが自動車用大容量ラミネート型電池(セル)技術の提供と電極の生産を担当し、日産は車両に応用した技術を提供する形で、日産座間事業所(神奈川県座間市)内に生産ラインを新設する。同施設は、2009年度までに稼働開始予定で、車両にして13,000台分相当からスタートし、将来的には65,000台分を生産する見込み。
AESCは初期段階として今後3年間で120億円の投資を行い、またNECトーキンは、今後3年間で110億円を投資してNEC相模原事業場(神奈川県相模原市)内に生産ラインを新設し、AESCの需要に合わせた電極の量産を開始する。
AESCの高性能リチウムイオン電池は、従来の円筒形ニッケル水素電池と比べて2倍の電力を供給できる小型のラミネート構造を採用しており、実車走行試験では、10万km以上を走行する長寿命も実現しているとのこと。AESC製リチウムイオンバッテリーは、2009年に発売される小規模事業用フォークリフトに最初に採用される予定。日産は、バッテリーの需要を大幅拡大することとなる、電気自動車のグローバル規模での量販を2012年までに行う計画だ。
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