【第10回 データストレージEXPO Vol.6】究極のセキュリティ=破壊?
山形富士通は、磁気メディアのデータを完全に破壊する製品「Mag EraSURE」シリーズを展示している。大きさや重さ、性能の違いによりいくつかのモデルがあるが、いずれも強力な磁気でデータを破壊する。磁気メディアなら種類は問わず、HDDはもとより、FDや磁気テープなどのデータ消去もできる。アメリカ国家安全保障局(NSA)の認定製品もあり、その点をアピールしている。
Mag EraSUREシリーズの多くは、据え置きが前提で重さが100kg以上もあるため。しかし、「Mag EraSURE Mobile」は20kgでほかのモデルと比べると軽い。PCを破棄する企業に出向きその場でHDDのデータが消去するというサービスでの利用を想定しており、標準で移動用のキャリングケースが付属するほか、ハンドルを回すだけで消去の作業ができるため電源が不要だ。
日本パルス技術研究所は、価格が18万5,000円の簡易的な磁気消去装置「DTM-4000G II」を展示している。HDDを装置に入れると、強力な磁石により3秒でHDDの磁気データを破壊できる。低価格と手軽さから中小企業でも導入できそうだ。なお、DTM-4000G IIでデータを破壊したHDDは、PCでは認識できないがあくまでも簡易的な装置であるためメディアの復旧サービスを利用すると復元できる可能性があるとのことだ。
磁気破壊とともに物理的に破壊する装置もある。「DTH-1T」は油圧により手動で破壊ができる装置。レバーを上下させることでディスクに2つの穴を開け、データの復旧を不可能にする。
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