【富士通フォーラム2008 Vol.5】ブレードサーバ&ストレージ連携で省電力を実現

2008年5月15日(木) 21時20分
ブースで説明するストレージインテグレーション統括部の丹呉健一郎氏の画像
ブースで説明するストレージインテグレーション統括部の丹呉健一郎氏
活用/適用イメージの画像
活用/適用イメージ
デモに使われたシステム。上から、ストレージ(ETERNUS 2000)、制御用サーバ(PRIMERGY RX300)、ブレードサーバ(PRIMERGY BX620 S4)が積まれている。最下段のブレードシャシーの向かって左側に5枚のブレードがセットされているの画像
デモに使われたシステム。上から、ストレージ(ETERNUS 2000)、制御用サーバ(PRIMERGY RX300)、ブレードサーバ(PRIMERGY BX620 S4)が積まれている。最下段のブレードシャシーの向かって左側に5枚のブレードがセットされている
ソフトウェアの画面、左下手前に見えているのがブレードの制御用のソフトウェア「Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition」、上がストレージ制御ソフトウェア「ETERNUS SF Storage Cruiser」、右下に見えているのが「Systemwalker Operation Manager」の画像
ソフトウェアの画面、左下手前に見えているのがブレードの制御用のソフトウェア「Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition」、上がストレージ制御ソフトウェア「ETERNUS SF Storage Cruiser」、右下に見えているのが「Systemwalker Operation Manager」
本システムが消費する電力の日時変動をグラフ化したもの。夜間の消費電力が目立って削減されているほか、24時間終日、何もしない状況よりは少なくなっているの画像
本システムが消費する電力の日時変動をグラフ化したもの。夜間の消費電力が目立って削減されているほか、24時間終日、何もしない状況よりは少なくなっている
 「富士通フォーラム2008」の展示会場で、「ブレードサーバとストレージの電力制御による消費電力の削減」というテーマのデモが行われている。

 ブレードサーバの個別電源制御機能とストレージ側のMAID(Massive Arrays of Idle Disks)技術とを組み合わせ、さらに管理ツールである「Systemwalker Opration Manager」で制御することで実現しているものだ。基本的なアイデアはごく単純で、「使われないことが明らかなHDDドライブの電源を止め、回転させない」という手法になる。ノートPCではバッテリー持続時間を稼ぐために普通に使われている手法だが、これをエンタープライズ・システムに適用した点が昨今のグリーンITの動向の反映と言える。

 デモの構成では、PRIMERGYブレードサーバ5枚に対し、ETERNUS2000 SANストレージが接続されており、それぞれのブレードに対してドライブが割り当てられてSANブート構成になっていた。この状態で、仮にブレードのうちの4枚が昼間稼働する業務サーバで、夜間は停止されるとしよう。一方、ディスクドライブの一部はバックアップ用で、深夜にバックアップジョブが走るタイミング以外にはアクセスが発生しない。このように、システムごとに利用時間が明確になっている場合、利用時間外には電源を切ってしまうことで省電力が実現できる、というのがこの技術の直接的なメリットとなる。

 従来どおりに全デバイスを24時間連続稼働させるのに比べ、もっとも電力を消費する昼間の業務時間内でも、バックアップ用HDDを停止させた事による節電効果が生まれる。さらに業務時間が終了すると、業務用のブレードサーバが停止し、さらにブレードに接続されて利用されていたHDDが停止するため、より大きな消費電力削減が可能になる。一方、バックアップが開始されるとバックアップ用のHDDが通電され、起動されることで消費電力が増えるが、常に必要最小限の電力でシステムが運用されていることに変わりはない。

 なお、上記のような業務スケジュールに応じた電源制御はSystemwalker Operation Managerでユーザーが任意のスケジュールを設定して実行できる。さらにサブモジュール的な位置づけで、ブレードサーバの電源操作を行う「Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition」および、ストレージのエコモード操作を行う「ETERNUS SF Storage Cruiser」が組み合わされ、自動的な電源管理が実現されている。
《渡邉利和》
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