富士通ML、富士通LS、エルミック、ギガビット対応高速IPsecシステムソリューションを共同開発
企業や公共機関の拠点間におけるインターネットVPNをはじめ、医療機器、セキュリティカメラ、電子決済システム、複合プリンタにおけるセキュリティ通信では、高額のコストが必要な専用線ではなく、比較的安価なインターネットを利用し、かつ、通信するデータの機密を保持したいという需要が高まっている。一方IPsecは、SSLやS/MIMEのように、個別のアプリケーションがセキュリティ機能を持つのではなく、インターネット通信プロトコルそのものにセキュリティ機能を与えるプロトコルのため、上位アプリケーションで暗号化を意識する必要がないが、CPU負荷が大きく、暗号処理時間がかかるため、通信スループットが約5分の1まで低下するという問題があった。
エルミック、FML、FLSの3社は、これまでの課題を克服し、高速なIPsec通信を低消費電力で実現するために、今回の「ギガビットイーサネット対応 高速IPsecシステムソリューション」を開発したとのこと。組込み機器におけるTCP/IPとIPsecを実現するエルミックの組込み向けTCP/IP「KASAGO IPv6(TCP/IP)」および「KASAGO IPsec」シリーズ、富士通マイクロエレクトロニクスの超高速セキュリティ・プロセッサ「MB86C60」を組み合わせることにより、既存のネットワークに変更を加えることなくIPsec通信を実現する「Bump In The Wire」方式が利用可能となったとのこと。これにより、最大1Gbpsの高速IPsec通信を実動作時600mWの低消費電力で実現できる。
なお、5月14日〜16日に開催される「第11回 組込みシステム開発技術展」(ESEC、東京ビッグサイトにて開催)のエルミック・ブースにて、試作品による展示説明が予定されている。
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