ノーテルのユニファイド・コミュニケーション展開——マイクロソフトMediation Serverと連携
両社は2006年11月にユニファイド・コミュニケーションの開発を共同で進めることを発表している。今回は、3月に発表した4つのUCソリューションに関する詳細を説明した。
ノーテルのエンタープライズ営業本部ユニファイドコミュニケーション推進部の佐々木美浦氏は、「UCの導入により業種などによりばらつきがあるが、平均的には20%の生産性が向上する」との具体的な数字を示した。
マイクロソフトと協業した理由としては「ノーテルは110年前に音声の会社として出発し、テレフォニー関連の知識は深い。マイクロソフトは、デスクトップやアプリケーションの優である。これらが連携しないとUCは実現できない」という。
ノーテルのエンタープライズ営業本部プロダクトマーケティング飯塚壮一郎氏は、4つの新製品を紹介した。
「Nortel Secure Router 4134」は、公衆交換電話網(PSTN)と接続するPBXやIPネットワークと接続するルータ、L2スイッチなどブランチネットワークに必要な機器を1つにまとめたもの。マイクロソフトのMediation Serverの機能を搭載している。ブランチオフィスには平均して7台のネットワーク機器があるが「選任のスタッフがいないがデバイスが増える状況」だとする。2008年第2四半期に北米で販売を開始し、そののち世界展開する。
「Nortel Converged Office」は、ノーテルのIP-PBXやMediation Server、マイクロソフトのActive Director、Office Communications Server 2007、Exchange UM 2007を連携させるソリューション。2月にすでにリリースしている。
「Nortel Multimedia Conferencing - NMC」は、Nortel IP-PBX Communication Server 1000とMicrosoft Communications 2007を連携するソリューション。インターネット経由だけではなく、PSTN経由での音声会議もできる。日本では2008年中にはリリースする。
「Carrier Hosted Solution」は、UCを提供するキャリア向けの製品。国内では順次、展開していく。
これらノーテルとマイクロソフトのUCだが、石油会社や銀行、研究機関など600社以上に導入している。
その中の導入事例として、デンマークの銀行であるJYSKE BANKを紹介した。同行では、顧客とのコミュニケーションを親密にするために、窓口をカウンター型からカフェスタイルに変更。ノーテルとマイクロソフトのUCソリューションの導入に至った。その結果、顧客満足度と行員の効率の向上、人件費の削減につながったとする。
今後はコールセンターでの展開やモバイルへの対応を強化する。
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