日本TI、「OMAP35x」汎用プロセッサの新製品4種類を発表

2008年2月27日(水) 17時58分
OMAP35xの画像
OMAP35x
 日本テキサス・インスツルメンツは27日、「OMAP35x」汎用プロセッサの新製品4種類を発表した。

 「OMAP3503」「OMAP3515」「OMAP3525」「OMAP3530」の4製品で、いずれもARM Cortex-A8コアを採用し、マルチメディアに対応したペリフェラル、OpenGL ES2.0準拠のグラフィックス・エンジン、ビデオ・アクセラレータ、TMS320C64x+ DSPコアのさまざまな組合せで提供される。

 OMAP35xに搭載のスーパースカラCortex-A8コアは、600MHzにて動作し従来の300MHz ARM9デバイスに対して4倍以上の処理能力を持つとのこと。高集積シングルチップにより、ノートパソコンのような処理性能を、ポータブル機器に適した消費電力で実現できるとしており、民生の組込み機器および医療機器など、従来より幅広い市場の顧客層に向けて展開するものだ。グラフィックス機能とビデオDSPテクノロジーも搭載されており、シングルチップ・ソリューションとして高レベルのマルチコア処理機能が可能となっている。

 「OMAP3525」と「OMAP3530」はマルチメディア重視の顧客に対応するため、TIのDaVinciソフトウェア・テクノロジーを搭載し、「OMAP35x」デバイスの中でもビデオ関連のパフォーマンスが特に強化されている。「OMAP3503」を基本形に、「OMAP3515」は量産品として初めて統合OpenGL ES 2.0グラフィックス・エンジンを搭載、「OMAP3525」は「C64x+」DSPを集積、「OMAP3530」はスーパーセットのデバイスとなる。なお、これら4製品は互いにピン互換性を確保しており、1つのプラットフォームで幅広い製品ポートフォリオを構築できる。既存のARMや「C64x+」DSP用に開発したソフトウェアも「OMAP35x」のコア上で動作する。

 「OMAP3503」の100個受注時の参考価格が単価で25.95ドルとなる。0.4mmピッチのパッケージがサンプル出荷中で、0.65 mmピッチのパッケージは2008年第2四半期の発売を予定している。「OMAP3503」以外の3デバイス(「OMAP3515」「OMAP3525」「OMAP3530」)は、開発ツールとともに、2008年後半に提供を開始する予定とのこと。
《冨岡晶》
注目の情報[PR]

注目ニュース

日本TI、11.3Gbpsの新型イコライザ製品を発表〜低ジッタで基盤間データ伝送距離の延長に最適

 日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は20日、バックプレーンやケーブルによるPCB(プリント回路基板)間のデータ伝送距離を延長することができる高速イコライザ製品「TLK1101E」を発表した。

日本TI 、1080p 30fpsのH.264 HP@L4にまで対応したDaVinciプロセッサ新製品を発表

 日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は4日、複数のHD(高品位)映像のリアルタイム・トランスコード(同時圧縮・伸張)を実現する、「DaVinci(ダヴィンチ)テクノロジー」搭載のデジタル・メデ...

日本TI、RISC型マイコン「MSP430」と2.4GHz無線IC「CC2500」搭載のUSBスティック型開発ツール

 日本テキサス・インスツルメンツは7日、同社の16ビットRISC型超低消費電力マイコン「MSP430」用の開発ツール「eZ430-RF2500」を発表した。参考価格は7,000円。12月より販売が開始...

日本TI、デジタルTV機器を切り替える高性能HDMIスイッチ2種を発表

 日本テキサス・インスツルメンツは10日、DVIおよびHDMI向けに、新型ビデオ・スイッチ「TMDS351」および「TMDS251」の2品種を発表した。

日本TI、バッテリ寿命従来比2倍のHD映像プロセッサ「TMS320DM355」と専用開発ツール

 日本テキサス・インスツルメンツは5日、デジタルAVコミュニケーション機器向け開発プラットフォーム「DaVinci」の新製品として、デジタル・ビデオ・プロセッサ「TMS320DM355」と専用開発ツー...

RSS

特集・連載

ブロードバンド/無線LANスポット検索

ブロードバンド検索
-

ピックアップフォト