ソフトバンクテレコム、世界で初めて160Gbps超高速光伝送のフィールド実験に成功
大量のデータを伝送する技術の1つである「偏波(へんぱ)多重技術」を利用することで、これまでの4倍となる伝送容量を実現した。
2007年10月10日〜15日の期間に、神奈川県内にあるソフトバンクテレコムの研究所とネットワークセンター、中継局の3か所間の実敷設された光ケーブル全長214kmを利用し、160Gbpsの光信号の安定した伝送を実現した。この実験では、160Gbpsの光信号を16波長多重して伝送することにより、総伝送容量2.56テラビット毎秒を実現し、長期間の伝送特性評価は、そのうち1波長の光信号に対して行ったとのこと。「偏波多重技術」を用いた伝送は、周囲の温度変動や振動の影響によって安定した光信号の伝搬が難しい状態となるため、従来は実験室内環境において伝送実験が行われてきた。今回の実験においては実際に敷設されている光ケーブルに大容量のデータを伝送する中で、偏波状態変動による影響を抑え、かつ、長期間に渡って安定した伝送を実現する技術を開発することが課題だったという。
ソフトバンクテレコムは、「自動偏波制御技術」で用いられてきた制御手順よりもさらに最適な手順(アルゴリズム)を考案、これによって長期間に渡っての大容量伝送が可能となったとのこと。なお、本実験成果については、2008年2月24日〜28日に開催される国際会議「OFC/NFOEC 2008」(米国サンディエゴ)において論文発表を行う予定だ。
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