パスワード入力を指静脈認証に代替——日立と日本CA「セキュアシングルサインオンシステム」

2008年2月18日(月) 15時27分
SiteMinderと指静脈認証システムによる管理システムの画像
SiteMinderと指静脈認証システムによる管理システム
 日立製作所と日本CAは、企業内におけるさまざまな情報システムを利用する際に必要なパスワード入力を指静脈認証に代替できる「セキュアシングルサインオンシステム」を共同で開発し、18日より提供を開始した。出荷は3月3日より。

 今回両社が開発した「セキュアシングルサインオンシステム」は、日立の指静脈認証技術を活用した「指静脈認証管理システム」と、日本CAのWebアクセス管理システム「CA SiteMinder Web Access Manager」(シーエー サイトマインダー ウェブ アクセス マネージャ)を連携させたシステム。個人情報保護法や、4月以降の事業年度から適用が開始される金融商品取引法いわゆる日本版SOX法では、企業内の情報システムにおけるユーザ認証、適切なアクセス制御の実現がとくに重要となるが、「セキュアシングルサインオンシステム」によりさまざまなセキュリティ対策ニーズに対応できるとしている。

 「セキュアシングルサインオンシステム」は、Windows環境、さらにWebアクセスやメールや社内の決裁システムなどのさまざまなWebアプリケーションシステムを、利用する際に必要なパスワード入力を、指静脈認証で代替できる。またCA SiteMinderの機能により、システムのアクセス制御や、その記録を一元管理できる。

 日立は今後、日立のセキュリティソリューション「Secureplaza」(セキュアプラザ)のラインアップの1つに同製品を追加し、企業の他金融機関や官公庁・自治体などに向け販売していくとのこと。販売目標は今後3年間で関連システム含め、売上50億円。なお、本製品は、3月4日〜7日に東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開催される「SECURITY SHOW 2008」で展示紹介される予定。
《冨岡晶》
注目の情報[PR]

注目ニュース

IPA、一般利用者でも入手可能な生体認証製品のデータベースを公開

 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は27日より、日本国内で一般利用者が入手可能な、バイオメトリクス(生体認証)製品の情報を収集し、「バイオメトリクス製品データベース」として公開した。

NEC、防災NGNなど官公庁市場向けソリューション事業の強化

 NECは14日、次世代防災ソリューション事業(防災NGN)やバイオメトリクス(生体認証)事業を強化すると発表した。

OKI、0.8秒以下で指紋認証を実現するLSI

 OKIは12日より、指紋認証エンジンLSI「ML67Q5250」のサンプル出荷を開始した。

 三井住友銀行、みずほ銀行、りそなグループは7日、指静脈認証に対応したATMの相互接続を6日に開始したと発表した。これらの銀行の顧客は、いずれの銀行のATMでも指静脈認証による取引が行えるようになる。

署名は紙から液晶に書く時代に——ワコム、サイン認証用ペンタブレットをサンプル出荷

 ワコムは15日、ドイツで開催される「CeBIT 2007」に「サイン認証専用液晶ペンタブレット」のプロトタイプを出展することを発表した。また、4月から国内と欧米アジアに向けてサンプル出荷も行う。

 大日本印刷は、全銀協ICキャッシュカード標準仕様改訂版に準拠し、1枚のカードで指静脈と手のひら静脈の両生体認証方式を利用できるICキャッシュカードを開発したと発表した。すでに複数の金融機関で採用が決...

 NTT西日本とNTTコムウェアは、佐賀県庁の電子県庁システムにおける生体認証システムの構築を共同で行い、今日から本格運用を開始した。

 バイオメトリクス認証について、これまでの2回ではATMでの採用例を見て来た。それは現金という、最も直接的な意味で価値があり、高い安全性が要求される機器であるからだ。しかし昨今では、必ずしも形ある物だ...

RSS

特集・連載

ブロードバンド/無線LANスポット検索

ブロードバンド検索
-

ピックアップフォト