富士通、京都大学の大規模クラスタシステムを中核とした次期コンピュータシステムを受注

2008年2月15日(金) 15時35分
HPCサーバ「HX600」の画像
HPCサーバ「HX600」
 富士通は15日、同社のHPCサーバ「HX600」で構成される大規模クラスタシステムを中核とした次期コンピュータシステムを京都大学より受注した。

 同システムは、T2Kオープンスパコン仕様に準拠するシステムで、クアッドコアAMD Opteronを4基搭載するHX600を416台接続する大規模分散並列演算部では理論ピーク性能61.2テラフロップスの数値演算処理能力を実現するというもの。現行システムと比較して処理能力を大幅に向上させながらもシステム全体の消費電力は現行システムと同等レベルに抑えられ、1テラフロップスあたり85%の電力削減を実現している。

 大規模クラスタシステムは、同社独自開発の並列処理ソフトウェア「Parallelnavi」によりシステム全体を統一されたインターフェイスで操作・管理できるほか、利用していないサーバをサーバ単位だけでなく、CPUやCPUコア単位でスタンバイモードにすることで消費電力の低減が可能だ。UNIXサーバ「SPARC Enterprise」7台から構成される大規模SMPクラスタ演算サーバは、1台あたり128CPUコアのSPARC64プロセッサと1TBメモリを搭載している。また、「ETERNUS2000モデル200」32台から構成されるディスクアレイ装置は、800TBの大容量データ保存領域を提供し、ファイル入出力制御装置として基幹IAサーバ「PRIMEQUEST 580」を採用する。さらに、演算サーバとファイル入出力制御装置の接続には、高速インターコネクト「InfiniBand」が採用され、複数の接続を束ねることで高速かつ冗長化されたネットワークを実現している。
《富永ジュン》
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