アセロス、ノートパソコン向けの802.11n無線LANチップを発表

2007年12月18日(火) 20時28分
AR9280を実装したPCIe ミニカード対応のリファレンスボードの画像
AR9280を実装したPCIe ミニカード対応のリファレンスボード
AR9280の画像
AR9280
 無線通信機器向けの半導体システム・ソリューション開発企業のアセロス・コミュニケーションズは18日に、IEEE802.11nの草案に準拠するノートパソコン向けの無線LANチップ「AR9280」と「AR9281」の2種を発表した。

 「AR9280」「AR9281」は、802.11nにおける同社初のワンチップ・ソリューションで、無線機能、ベースバンド/MAC、PCI Expressホストインターフェイスをワンチップで実現する。独自のLSI設計により、QFNパッケージで業界最小の10×10mmの大きさを実現、競合製品と比較して集積率を30%向上したとしている。

 「AR9280」は、デュアルバンド(2.4/5GHz帯)に対応した製品。送受信に2つの空間ストリームを使用する2×2の構成で、最大300Mbpsの物理速度をサポートし、企業あるいはハイエンド・ユーザ向けのノートパソコンが対象となる。「AR9281」は、シングルバンド(2.4GHz帯)に対応した製品。送信および受信の空間ストリームがそれぞれ1と2の1×2の構成で、それぞれ最大150Mbps/300Mbpsをサポートする。

 802.11n採用の「AR9280」「AR9281」では、既存の802.11a/g規格と比較して約6倍の物理速度を提供できると見られている。また、「ダイナミックMIMOパワーセーブ(DMPS)」「Unscheduled Automatic Power Save Delivery(UAPSD)」「Wake-on-Wireless」などによる節電も実現している。サポートOSはWindows XP、Windows Vista、Mac OS、Linuxなど。
 両チップともすでにサンプル出荷中で、量産出荷は2008年第1四半期を予定している。PCIe対応のMini CardおよびHalf Mini Card 向けのリファレンス・デザイン「XB92」と「HB92」もそれぞれ提供される。
《冨岡晶》
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