JSTと産総研、屋内でも使用可能な携帯電話向け自律型測位システム

2007年12月17日(月) 19時38分
無線ビーコン装置(左:装置本体、右:設置した状態)の画像
無線ビーコン装置(左:装置本体、右:設置した状態)
横浜ランドマークプラザ4Fにおける測位結果の例(グラフィック表示)の画像
横浜ランドマークプラザ4Fにおける測位結果の例(グラフィック表示)
 科学技術振興機構と産業技術総合研究所は13日、携帯情報端末で動作する屋内自律型測位システムを開発した。

 同システムは、屋内に設置された無線ビーコン装置からの信号を確率統計推論を用いて解析し、測位の精度向上、およびビーコン信号の一時的な欠落や雑音に対する信頼性向上を図ったもの。また、携帯電話に搭載されたMPUでも動作可能な測位エンジンを用いることにより、サーバと通信することなく自立的な測位ができるため通信の遅延の影響を受けない高速な測位が可能だ。無線ビーコン信号にはVHF帯の電波を使用し、人が多く集まる混雑した環境でも性能の低下を抑えられる。すでに神奈川県横浜市・横浜ランドマークプラザ内にてさまざまな種類の電波が飛び交う商業施設内での動作が確認されている。

 両者は、生活者や観光客向けのナビゲーションシステムやビル作業員向けの作業支持システムといった建物の管理業務などを主な用途として想定している。
《富永ジュン》
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