ソニー新型ナブ・ユー:特殊吸盤もセンサーもパワーアップ(その2)
今回の新製品もGPS以外のセンサーの威力は衰えていない。旧モデルも加速度センサー内蔵で、GPSのみでは出せないナビ精度を実現していたが、今回はジャイロセンサーも加わり地下駐車場などでのナビ精度が上がった。
交差点の右左折、トンネル走行、ビルの陰などでの自車位置の追従は舵角情報、バックギア情報を読み取っている据付型ナビに匹敵する性能だ。交差点で旋回中もどちらに曲がっているか地図角度を変えながら表示してくれる。GPSのみのカーナビは、まがってから少し進まないと、どの道に入ったか表示できないものもある。地図の表示角度がいきなり90度変わると、なれない道ではどっちに向かっているかドライバーが見失うことがあるが、この製品ではそんなストレスもないだろう。
基本操作のみの大きいメニュー画面もそのままだ。目的地設定なども名称、住所といった基本的な操作のほか、画面に山形(^)を描くと設定された「自宅」へのルート案内を始めるといった機能も踏襲されている。ただ、名称検索のデフォルトが完全一致になっているのは、ユーザーの好みによって意見が分かれるだろう。
たとえば、最近、横浜にオープンした複合型ショッピングモールである「ららぽーと」という施設名称(正確でない)で行き先を設定したい場合、「ららぽーと」だけの完全一致で表示される候補が、どこの「ららぽーと」なのか、どういう施設(公園、レストラン、会社名)なのかすぐにわからない。「部分一致」ボタンにタッチすれば候補リストが表示されるので、大きな問題ではないが、デフォルト部分一致検索がよいというユーザーは少なくないと思うのだが。
また、ポータブルとはいえ侮れないのが、地図情報や道路の車線情報だ。旧モデルでは、全国住所の「号」までの登録がなく、DVDで地域を指定して情報を追加する必要があったが、このモデルでは全国の住所が「号」まで検索できるようになっている。また、右(左)折専用車線の情報を持っており、専用レーンの有無を交差点手前で教えてくれる。ルートガイドによる走行中なら車線変更のガイドつきだ。
次回<その3>では光ビーコン方式にVICS情報について検証する予定だ。
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