広がるオンデマンドサービス——セールスフォースが新たな導入事例を発表!

2007年11月5日(月) 18時32分
スカイコム マーケティング部長の清板ゆかり氏の画像
スカイコム マーケティング部長の清板ゆかり氏
NinjaPDF for AppExchangeの画像
NinjaPDF for AppExchange
ソフトバンクBBもSaaSをピーアールの画像
ソフトバンクBBもSaaSをピーアール
年内には「Force.com Mobile」「写名刺 for Salesforce(仮称)」のサービスを予定の画像
年内には「Force.com Mobile」「写名刺 for Salesforce(仮称)」のサービスを予定
 セールスフォース・ドットコムが提供するオンデマンド・プラットフォームを利用してPDFを高速作成する「NinjaPDF for AppExchange」を提供するスカイコム。「ネット環境があれば使えるし、システム管理者コストと時間的なメリットがある。時代の流れを見ても、今後はパッケージサービスからオンデマンドサービスに移っていくのでは……」。「Successforce LIVE 2007」の会場で、スタッフはこう話した。米国版「AppExchange」への日本からの参入第1号となった同社は、来年から日本市場でも展開を予定しており、来年度には3万ライセンスの利用者数を目標としている。

 ほかにも会場にはSalesforceの機能を拡張する様々な製品が展示されていた。たとえば、日立ソフトは顧客に送信した電子メール情報をSalesforceの「ToDo情報」に自動登録する電子メール履歴管理/共有化ツール「SaaSWare EmailToActivity」をアピール。宛先がSalesforceに登録している顧客情報のメールアドレスの場合、顧客に対する活動履歴として登録できる。また、PCだけではなくオンデマンドの流れは携帯端末でも起きているようだ。Softbankの携帯でSalesforceが利用可能になる「Force.com Mobile」「写名刺 for Salesforce(仮称)」をソフトバンクBBが出展。「Force.com Mobile」はSoftbankのWindows携帯でSalesforceが利用可能で、外出先でSalesforceからのメール送信や電話コールのログをSalesforceに格納可能。「写名刺 for Salesforce(仮称)」は携帯電話のカメラで撮影した名刺情報をサーバー側でOCR読取後にSalesforceの自動格納するものだ。

 パートナーを増やしている同社だが、日本でも採用企業が増えているようだ。日本郵政グループなどが導入しているが、2日には、新たに中部テレコミュニケーション、楽天フィナンシャルソリューション、小田急電鉄の3社について導入事例が発表された。
 

 中部テレコミュンケーションは、光インターネットサービス「コミュファ光」の顧客管理システムにSalesforceを採用した。「コミュファ光」の事業では、基幹システム、集合住宅向け営業進捗管理システム、コールセンターの履歴管理システムの3システムが稼動していたが、それぞれ別のソフトウェアで構築され連携していなかった。営業担当者も複数システムへの入力作業を要求されていた。4月に導入の検討を開始し、5月にアウトバウンドのテレマーケティング業務、6月に集合住宅営業の進捗管理に展開した。この導入によって、見込み客のリード管理から、集合住宅への回線設置工事の手配までを一元管理できる体制を構築した。また、1ヶ月で6万件の入電があるコンタンクトセンター業務にも導入を検討しているという。

 楽天フィナンシャルソリューションは、同社がシステム構築した楽天バンク@TTB(東京都民銀行楽天支店)の口座開設などフロントシステムにSalesforceを採用した。開設にあたってのシステム構築のポイントは、ポータル、顧客管理、ワークフロー、コンタクトセンター、勘定系システムなど全てをブラウザベースのユーザーインターフェースで統一し、XMLベースで連携することだった。導入にあたってはカスタマイズの容易性や基本料金のなかで全ての機能が利用できることも決定要因になったという。顧客へのメール送信やFAQ作成も、別のソフトではなくSalesforceで対応した。

 小田急電鉄は、車両などの保険管理システムに採用した。同社は車両、鉄道設備、発券機など各種の資産に対して3000件に上る損害保険をかけている。従来は、これらの保険を複数のExcelシートで管理していたため、共有が図れず管理にも時間がかかっていた。今回はForce.com上に資産管理、保険台帳管理、保険明細管理のための各アプリケーションを構築し、それぞれを連携して管理できるようにした。また、同社では1年契約で支払った金額を毎月各部署に振り替えて経費処理をしており、この処理のための振替伝票を手作業で発行していた。そのため1日に数百枚という伝票処理が発生し、作業に数日かかっていた。この保険金額の残高もForce.com上で管理し、会計システムと連携させることで、処理時間を10分の1に短縮した。
《RBB TODAY》
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