NEC、世界最高速のベクトルスパコン「SX-9」を発売開始〜単一コアで100GFLOPS超を実現
新製品は、従来のSXベクトルアーキテクチャを継承しつつ、NECがあらたに開発した単一コアあたり102.4ギガフロップスを実現するCPUを搭載し、最大1テラバイトの大規模共有メモリ、最大128ギガバイト/秒の超高速インターコネクトなどの強化を行うことにより、839テラフロップスの超大規模マルチノードシステム性能を実現している。同時に65nm Cu(銅配線)プロセスの最先端CMOS LSIテクノロジと高密度実装技術などにより、ベクトルプロセッサ(ベクトルユニット+スカラユニット)を1チップ化。消費電力と設置面積について、いずれも従来比で約4分の1に改善されているとのこと。
オペレーティングシステムとしてはUNIX System Vに準拠し、容易にSXの性能を最大限に引き出すことができるSUPER-UXを搭載。そのほかコンパイラ・ライブラリ群・プログラム開発支援機能も用意されており、開発者に優しいシステムとなっている。アプリケーション資産もそのまま継承可能で、「SX-9」の超高速演算性能をすぐに活用できるとのこと。
ベクトル型スパコンは、汎用CPUを多数搭載するスカラー並列型に比べ、科学技術計算や大規模データの超高速計算に優れており、気象予報、流体解析、環境シミュレーション、さらにはナノテクノロジーや高分子設計など未知の材料のシミュレーション分野で、高い実効性能を発揮するもので、NECのSXシリーズは、これらの領域において、全世界で1,000台以上の販売実績を有している。
「SXシリーズ モデルSX-9」の販売価格は、レンタル月額で298万円(税込み)。今後3年間で700システムの販売を見込んでいる。なおSX-9は11月10日〜16日の7日間米国ネバダ州リノで開催される「SC07(Supercomputing2007)」、および12月5日〜7日の3日間 東京ビッグサイトで開催される「iEXPO2007」に出展される予定。
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