日本TI、バッテリ寿命従来比2倍のHD映像プロセッサ「TMS320DM355」と専用開発ツール

2007年9月5日(水) 21時40分
製品概要図の画像
製品概要図
DM355 Digital Video Evaluation Moduleの画像
DM355 Digital Video Evaluation Module
 日本テキサス・インスツルメンツは5日、デジタルAVコミュニケーション機器向け開発プラットフォーム「DaVinci」の新製品として、デジタル・ビデオ・プロセッサ「TMS320DM355」と専用開発ツール「『DM355』デジタル・ビデオ評価モジュール(DVEVM)」を発表した。現在サンプル出荷中で、量産出荷は2008年第1四半期の予定だ。5万個受注時の単価(参考価格)は216MHz版製品が9.75ドル、270MHz製品が11,49ドル。

 TMS320DM355は、10ドルを切る低価格ながらもARMホスト・コントローラ、ビデオ・プロセッシング・サブシステム、MPEG4-JPEGコプロセッサ、ARM926EJ-Sコア、各種ペリフェラルを集積し、HD映像処理向けに最適化されたデジタル・ビデオ・プロセッサ。動作速度は216MHzと270MHzの2種類。DSP処理パフォーマンスに置き換えるとMPEG4-JPEGコプロセッサは約400MHz相当、ビデオ・プロセッシング・サブシステムは約240MHz相当のパフォーマンスを実現し、これらを組み合わせることで最大640MHzのDSP処理能力に相当するという。なお、搭載されるペリフェラルは、USB2.0 HS OTG、10ビットDAコンバータ、ビデオエンコーダなど。

 省電力化も特徴のひとつで、従来のポータブルHDシステムと比較して最大2倍のバッテリ延長が見込まれている。HD MPEG4エンコード処理中の消費電力は約400mW、待機時消費電力は1mW。

 同社では、従来のテレビ受信機に加え、デジカメやワンセグ対応テレビといった小型デジタル家電やセキュリティシステム、業務用機器などへの使用を想定している。

 専用開発ツール「『DM355』デジタル・ビデオ評価モジュール(DVEVM)」は、OSとしてMontaVista Linuxデモ・バージョン、uboot loader、各種ペリフェラル用ドライバ、JPEG・MPEG-4 SP・G.711など各種コーデック、ビデオ入出力・オーディオ入出力インターフェイス、外部EMAC・USB 2.0などの各種インターフェイス、テスト用JTAG、ボード回路図が含まれている。参考価格は7万3,290円で、2007年第4四半期より提供される。
《富永ジュン》
注目の情報[PR]

注目ニュース

日本TI、高速クロスポイント・スイッチを発表〜最高4.25Gbpsのデータ伝送に対応

 日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は8月7日に、最高4.25Gbpsのデータ伝送レートをサポートする新型クロスポイント・スイッチ「SN65LVCP404」(4×4)と「SN65LVCP402...

メッシュネットの位置測定チップ——ロケーションエンジン搭載ZigBee/IEEE802.15.4向けSoCチップ「CC2431」(日本TI)

 日本テキサス・インスツルメンツは25日、ハードウェアロケーションエンジンを内蔵した低電力ZigBee/IEEE802.15.4ワイヤレス・センサ・ネットワーキング・アプリケーション向けSoCソリュー...

 日本テキサス・インスツルメンツは7日、ZigBee向けスタック「Z-Stack」の無償ダウンロード配布を開始した。

 日本テキサス・インスツルメンツは27日、携帯電話向けGPSチップ「NaviLink 5.0」を発表した。量産化は2007年度第4四半期より開始される。

日本TI、サーバや通信用の電源システムを過渡電圧から保護する「ORingコントローラ」

 日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は26日、12V動作のブレード・サーバや、N+1構成の通信システム、予備電源を使用する低電圧プロセッサなどの電力分配機能を向上する、ORingパワー・コント...

RSS

特集・連載

ブロードバンド/無線LANスポット検索

ブロードバンド検索
-

ピックアップフォト