NECと日本オラクル、スケールアウト構成の大規模グリッド環境DWHで検索性能のリニアな向上を実証

2007年8月27日(月) 20時01分
システム構成図の画像
システム構成図
 日本電気(以下 NEC)と日本オラクルは8月27日に、NECのブレードサーバシステムを用いたスケールアウト構成の大規模グリッド環境データウェアハウス(DWH)システムにおいて、検索性能のリニアな向上を業界で初めて実証したことを発表した。

 戦略的パートナーシップに基づく協業の一環として、サーバの数を増やすことでサーバ群全体のパフォーマンスを向上させる「スケールアウト」を実証するためのもので、「Oracle GRID Center(オラクル・グリッド・センター)」(2006年11月開設)における、両社初の共同成果となった。

 環境として、NECのブレードサーバシステム「SIGMABLADE-M」にCPUブレード「Express5800/120Bb-6」を8ノード搭載、ストレージにはiStorage Dシリーズ「iStorageD3-10」を使用。Linux OS上に「Oracle Real Application Clusters 10g」と「Oracle Database 10gのCompress機能」を用いたDWHシステムを構成し、検証が実施された。本システムでは、NECの統合プラットホーム管理ソフトウェア「WebSAM SigmaSystemCenter」および日本オラクルの運用管理ソフト「Oracle Enterprise Manager Grid Control」を使用することで効率的な環境構築・管理を実現したとのこと。

 その結果、「Oracle Real Application Clusters 10g」を用いたDWHシステムのスケールアウト構成において、「Oracle Database 10g のInternode Parallel Query機能」により8ノード構成が1ノード構成に比べて7.69倍の高速化を実現した。

 これにより、「Oracle Real Application Clusters 10g」を用いたDWHシステムにおいて、「Oracle Database 10g のInternode Parallel Query機能」の有効性が業界ではじめて実証されるとともに、サーバ増設にともなうリニアなスケールアウトが実証された。

 両社ではこの実証結果から、DWHシステムのスケールアウト構成の構築により、小規模構成からスタートし、システム規模に応じて適宜サーバを増設し、大規模DWHシステムまで柔軟に対応できることを確認したとしている。今後は、今回の検証活動で蓄積した構築ノウハウ、チューニングノウハウを活用し、中小規模から大規模のDWHシステムの拡販、構築に向けた取り組み強化を図っていくとのこと。
《冨岡晶》
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