添付ファイルスパムが台頭、画像スパムフィルター対抗か?——ソニックウォール迷惑メール調査結果2007/2Q

2007年8月9日(木) 21時24分
 ソニックウォールは8月9日に、「迷惑メールに関する2007年第2四半期の調査結果」を発表した。

 同調査によると2007年第2四半期は、迷惑メール、ウイルス、フィッシングが継続的に増加したほか、PDFやExcel、ZIPなどのファイルを添付する迷惑メールが台頭とのこと。不特定メール配信(DHA)、サービス不能攻撃(DoS)、それらに類似する攻撃は前四半期と比較して2%減少したが、依然メール全体の55.7%を占めているとの結果が明らかとなった。一方で迷惑メール、ウイルス、フィッシングの量が4%増加し、メール全体の37.4%を占めた。良性なメールは、6.9%だった。

 2007年第2四半期に台頭したPDFスパムは、メール本文にはメッセージがほとんどあるいはまったく書かれておらず、通常株式や薬物関連のメッセージがPDFファイルとして添付され、ファイルクリックにより悪意のあるコードが自動的にダウンロードされる。またExcelあるいはZIPファイルを添付する迷惑メールの量が増加していることも確認された。いずれのスパムも正規のメールを装うことでアンチスパムフィルタを潜り抜け、その量を増加させている。

 こういった新型スパムの台頭は、画像スパム排斥に対抗してスパム業者が編み出したテクニックであり、ソニックウォールの電子メールセキュリティ部門シニア・プロダクト・マネージャであるアンドリュー・クラインは「PDFやZIPファイルを送信する際、メール本文を書かない、あるいは『こちらです』の一文しか添えなかった経験は、誰しもあるはずです。その結果、どのメールを開き、どのメールを無視すべきかユーザに伝えることが困難となり、そのようなメールが届いた場合、ユーザが添付ファイルをクリックする確率が高くなります。」と分析している。
《冨岡晶》
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