デバイス、CPE、インフラ、WiMAX市場の主力サプライヤーが変わる?——グローバルインフォメーション、最新調査報告

2007年8月9日(木) 17時39分
 グローバルインフォメーションは8月9日より、英国調査会社IMS Research社の最新市場調査報告書である「The Worldwide Market for WiMAX and Competing Products - 2007」の発売を開始した。

 世界のWiMAX市場について市場調査・報告するもので、2007年度版では「出荷量の少なさ、過剰な期待、802.16dの独占といった状況が変化することで、主力サプライヤーの位置付けも変動する」と予測されている。

 そしてこの変動はICサプライヤーやCPE(加入者宅内機器)サプライヤー、インフラサプライヤーにも当てはまるとし、まずインフラ部門の場合、WiMAX市場は今後802.16eとモバイルWiMAXにすばやく移行し、従来型セルラーインフラのサプライヤーであるSiemens Networks、Nortel Networksなどの企業が、Alvarion、Airspan、 Redline、ApertoなどBWA(ブロードバンドワイヤレスアクセス)に強い企業に対抗すると予測されている。

 CPE部門では、大規模かつ独立系のCPEサプライヤーによる産業形成が求められており、これは主要な端末サプライヤーが有力なCPEサプライヤーとなる可能性があるとのこと。Nokia、Sony Ericsson、Motorola、Samsung、LGなどの企業、ラップトップPCの主要サプライヤー(Dell、 HP、Lenovo、Acerなど)や住宅向けゲートウェイの主要サプライヤー(Linksys、D-Link、Thomson、Netgear、 Belkin、Scientific Atlanta、Arrisなど)の名前が上がっている。

 IC部門については、市場成長にあわせてRFサイドのNXPやInfineonなど、有力な従来型ワイヤレスICサプライヤーが市場に参入しはじめている動向が指摘された。この動向は、TI、MediaTek、Analog Devicesなどの主要セルラーICサプライヤーやIntel、Marvel、Atheros、Broadcom、Airgo、Conexantなどの主要WiFi ICサプライヤーがWiMAX市場を牽引する主力候補として参入することで継続する見込み。

 まとめとして「現在市場で成功を収めている企業が今後は地位を失うということを示しているわけではありませんが、現在の主力企業は今後、地位を守るための競合の必要に迫られるでしょう」と示唆している。さらに詳細な内容については、同報告書を参照のこと。
《冨岡晶》
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