au oneでケータイ、Webのシームレス化を加速(1)——au、Gmailの提携
「au one メール」はKDDIとGoogleの定型は昨年7月の「ケータイ検索」に次ぐ新サービス。サービス内容とスペックはすでにGoogleがGmailで提供しているサービスに準じており、Googleの本領とも言うべきメール検索機能、ウィルス・迷惑メール対策機能、連絡先登録機能がある。au向けに最適化された要素として、au携帯電話から利用する場合、IDやパスワードの入力が不要になるほか、従来のKDDIのWebメールサービス「DUOMAIL」からのメールやアドレス帳「DUOADDRESS」のデータを「au one メール」にインポートできる。
KDDIの取締役執行役員常務の高橋誠氏は「メール検索機能が強力で、必要なメールが簡単に探し出せる。2GBの大容量メールボックスは200文字程度のメールを毎日20通やりとりしたとすれば100年間分になる。子供の頃に親に送ったメールを大人になってからアルバムのように懐かしんだり、学生時代の友達とのやりとりを同窓会で楽しめる」と、大容量がもたらす“楽しさ”をアピールした。Webメール形式のためメールデータの保存はサーバ側に蓄積される。つまり携帯電話を機種変更してもメールや写真をいつでも呼び出せるなど、従来の携帯メールに比べると遙かに高機能だ。表だっては言及しないものの、NTTドコモが始めた2in1のメールサービスに対向できるサービスだ。
提携パートナーとして壇上に立ったGoogle Inc.のパートナープロダクトディレクター、ダン・スティッケル氏は「世界が日本の携帯電話サービスやユーザー像に強い関心を持っており、Googleがauというパートナーの協力を得てビジネスできて嬉しい」と語り、Gmailの新しいパートナー展開に自信を見せた。
サービス開始時の「au one メール」はGmailとほぼ同等の機能だが、今後搭載される機能として絵文字対応、EZメールの自動転送と保存、携帯電話待ち受け画面での着信通知など、auの携帯電話と密接に連携するサービスを予定している。
なお「au one メール」はKDDIが同日発表した新しいポータルサイト「au one」のサービスのひとつとして提供される。「au one」はauの移動体/固定通信サービスの加入者以外のISPユーザーにも無料でIDを提供するため、PCユーザーなら誰でも「au one メール」アドレスを取得可能。つまり「誰でも利用可能なWebメールサービスだが、auの携帯電話ユーザーには便利で豊富な連係機能が多数用意される」というスタイルになる。
なお、新メールサービスの開始後もEZメールのサービスは継続される。高橋氏は「EZメールにはオフラインでも閲覧やメール作成ができるという便利さがある。オンラインの場所限定だが多機能なau one メールと合わせて使って欲しい」と説明した。ただし、KDDIではau、およびau oneにサービスブランドを統一したい意向はあるようで、今後サービス体系が緩やかに再編成されることになりそうだ。
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