空間に描画!——バートン、産総研、浜松ホトニクスの3Dディスプレイ技術の性能アップ

2007年7月11日(水) 15時34分
(上) 昨年発表の描画装置による映像 (左) 今回の描画装置による映像の画像
(上) 昨年発表の描画装置による映像 (左) 今回の描画装置による映像
新世代“空間立体表示”(信号機)の想像図 夜間に横断する人がいた場合に、空中に明るい人物像を表示することで交通事故を未然に防ぐといった利用法が考えられる。の画像
新世代“空間立体表示”(信号機)の想像図 夜間に横断する人がいた場合に、空中に明るい人物像を表示することで交通事故を未然に防ぐといった利用法が考えられる。
 バートン、産業技術総合研究所、および浜松ホトニクスの3社は10日、「空間立体描写(3Dディスプレイ)」技術の高性能化共同実験に成功した。

 空間立体描写技術とは、レーザー光の焦点で空気中の酸素や窒素の分子をプラズマ発光させることにより、空間の任意の位置に発光するドットを作成し、立体画像の動画を実現するもの。

 同技術は2006年2月にバートン、産業技術総合研究所、および慶應義塾大学によって開発されたが、今回の実験では浜松ホトニクスの高強度フェムト秒全固体レーザーシステムと新開発の1000ヘルツ高繰り返し・200ワット高平均出力のレーザーをレーザー光源部分に利用し、走査系に川崎市産学共同研究開発プロジェクト助成事業の支援の下に開発した3次元スキャニングシステムを採用することにより、毎秒1000個の発光点の作成に成功し、従来よりもスムーズなかつ自由度が高い描画が可能となった。

 今後はさらなる空間立体表示装置の高性能化を共同で推し進める、科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業研究領域「デジタルメディア作品の制作を支援する基盤技術」、および研究課題「自由空間に3次元コンテンツを描き出す技術」において、慶應義塾大学、エリオ、産業技術総合研究所、東京大学、電通の共同研究として空間立体病が技術のハードウェア技術とコンテンツ技術の開発、および市場化研究を行うとしている。
《富永ジュン》
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