シマンテック、スパム発信者は親孝行?「母の日」関連のスパムが増加

2007年6月11日(月) 18時33分
 シマンテックは11日、5月期におけるスパム活動に関してまとめた「シマンテック月例スパムレポート」6月号を公表した。これによると、スパム活動はSMTP層における全送信メッセージの中の約65%と、3月からほぼ横ばい状況となっている。

 スパムの種類別では、4月に引き続き画像スパムの割合が低下(16%、前月比-9ポイント)していることが特徴として挙げられている。これに関連して、リンクやURLを含む画像スパムの動向について同社が分析したところ、画像アップロードホスティングソリューションを利用したスパム攻撃として、今月は受信者を特定の画像へ誘導するURLやリンクを貼り付ける攻撃手法が特に顕著に増加したことがわかったとしている。

 次に今月のトピックスでは、「母の日」関連スパムをピックアップ。米国も5月の第2日曜日が母の日となっており、一定額のギフトカードやジュエリー、花束など母の日を祝う商品に関連付けたスパムが送信されたという。
 最後に「アジア太平洋地域および日本」(APJ)のスパム動向についての報告。これによると、全世界で報告された全スパムにおける詐欺メール攻撃の割合がわずか9%なのに対し、APJで報告された全スパムにおける詐欺メール攻撃の割合は17%と高い数値となっている。

 APJの詐欺メールの割合が高い原因として、「請求書スパム」の数が著しいことが挙げられており、APJで最もよく使われるスパム手法の1つだともされている。これは、スパム発信者が正規の企業を装って偽造した請求書を送信し、利益を得るというもの。また、APJ特有のスパム手法として、習い事やトレーニングクラスの参加者を募集するという内容のメールで会費や参加費をだまし取る「トレーニングスパム」があると、同社ではしている。

 このレポートはスパムメールに関する現状が報告されているのみだが、このようなものがあるということを認識し、まず自分はだまされないようにするというところから、インターネット社会全体の健全化が始まるということを考えるべきだろう。
《村上幸治》
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