アセロス、「IEEE802.11n draft2.0」準拠の無線LANチップセットを発表 | RBB TODAY
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アセロス、「IEEE802.11n draft2.0」準拠の無線LANチップセットを発表

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 アセロス・コミュニケーションズは24日、最新の無線LAN規格「IEEE802.11n draft2.0」に準拠する、同社の802.11n向け「XSPAN」ソリューションに基づく第2世代無線LANチップセット「AR9001」製品群を発表した。サンプル出荷は6月中、量産出荷開始は第3四半期の予定だとしている。

 AR9001製品群のラインアップは、汎用アクセスポイント/ルータ向けの「AR9001AP」が4種、高性能アクセスポイント/ルータ向けの「AR9001AP-3NX2」が1種、USBアダプタ向けの「AR9001U」が3種の計8種で構成。対応周波数やアンテナ構成による違いがあり、無線LAN機器メーカは、価格・性能・サイズなど、各アプリケーションのニーズに合わせて無線LANチップセットを選択できるとしている。

 また、無線LANの設定を簡素化する業界標準仕様「Wi-Fi Protected Setup」に準拠したソフトウェア「JumpStart 2.0 for Wireless」が、全チップセットに搭載されている。

 そのほか、各チップセットの主な特徴は以下のとおり。

●AR9001AP:汎用AP/ルータ向け
・業界で初めてMAC/ベースバンドとネットワーク・プロセッサをワンチップ化したSoC「AR9130」/「AR9132」とワンチップの無線トランシーバ「AR910x」で構成
・ファストイーサネット・スイッチ・チップ「AR8216」と組み合わせることで、RJ45コネクタに対応する無線LAN AP/ルータに必要な部品はすべて、同社が提供できる

●AR9001AP-3NX2:高性能AP/ルータ向け
・高性能ネットワーク・プロセッサ「AR7161」、ワンチップに3つの無線機能を搭載する無線トランシーバ「AR9103」と「AR9106」を各1個、MAC/BBチップ「AR9160」2個で構成
・ギガビット・イーサネット物理層チップ「AR8021」を組み合わせることで、有線・無線とも高速なAP/ルータを開発可能になる
・2.4/5GHz帯を同時使用することで、最大600Mbpsの物理速度を提供(同社テストでは、各無線機能につき200MbpsのTCP実効速度を確認)
・アクセスポイントから離れた場所でもより安定した接続を提供する技術「Signal-SustainTechnology」を採用

●AR9001U:USBアダプタ向け
・802.11n対応のUSBアダプタでは初めてデュアルバンドに対応
・同社「XSPAN」ソリューションとしては初めて1×2(送信×受信)の構成に対応し、電力効率を改善
・高集積化により、業界で最小の基盤面積を実現。親指サイズのUSBアダプタを設計可能となる
・802.11n非搭載のPC、家庭用ゲーム機、ホームゲートウェイなども後付けで802.11nへ対応可能となる
《村上幸治》
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