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携帯からの通報で発信位置を自動通知、ドコモが「緊急通報位置通知」を開始

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 NTTドコモグループ9社は26日、4月1日から「緊急通報位置通知」を導入すると発表した。

 「緊急通報位置通知」は、FOMA携帯から緊急通報(110番、118番、119番)が発信された際、通話が接続された緊急通報受理機関に対して、発信された場所に関する情報を自動的に通知するシステム。

 GPSを使った「緊急通報位置通知」に対応する機種(N903i・P903i・F903・D903i・SO903i・SH903iなど)では、GPS測位情報を利用し、それ以外の機種では、基地局情報(緊急通報時の基地局の住所や電波到達範囲などから算出する位置情報)を利用する。

 「緊急通報位置通知」機能を利用するためには、接続先となる緊急通報受理機関が、位置情報を受信できるシステムを導入する必要がある。そのため、地域により対応が異なる。対象地域は、順次拡大される予定。

 なお、「184」を付加してダイヤルするなど、通話ごとに非通知を設定した場合は、位置情報と電話番号は通知されない。ただし、緊急通報受理機関が人命の保護などが必要であると判断した場合は、機関側より位置情報と電話番号が取得できる。

 非常に便利な新システムだが、導入後であっても、もちろん発信場所や電波の受信状況により正確な位置を確認できないことはある。必ず口頭でも、発信場所や目標物などを伝えるようにしてほしい、とのことだ。

 なお2007年4月1日に導入される予定の地域は以下のとおり。

・警察機関(110番)
 北海道網走支庁管内、東京都(島しょ部の一部を除く)、神奈川県、愛知県、大阪府、奈良県
・海上保安庁(118番)
 全国
・消防機関(119番)[24道府県41消防本部]
 南渡島地区、小樽市、釧路市、胆江地区、横手市、東根市、上山市、石巻地区、栗原市、水戸市、かすみがうら市、川口市、所沢市、深谷市、船橋市、八千代市、富里市、厚木市、相模原市、新潟市、山県市、静岡市、菊川市、桑名市、四日市市、大津市、湖北地区、京都市、吹田市、茨木市、神戸市、姫路市、朝来市、浜田市、呉市、八女地区、春日・大野城・那珂川地区、長崎市、熊本市、国東市、大島地区
《冨岡晶》
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