【IC CARD WORLD 2007 Vol.3】広がる電子マネー市場、鍵は女性

2007年3月7日(水) 20時52分
FeliCaワークショップ:拡大するマーケットの画像
FeliCaワークショップ:拡大するマーケット
ソニー FeliCa事業部門 事業開発部 統括部長 納村哲二氏の画像
ソニー FeliCa事業部門 事業開発部 統括部長 納村哲二氏
FeliCaチップの累計出荷台数は2億個を突破の画像
FeliCaチップの累計出荷台数は2億個を突破
今後はマルチリーダ/ライタに高速大容量化の画像
今後はマルチリーダ/ライタに高速大容量化
JR東日本 鉄道事業本部 Suica事業部長 椎橋章夫氏の画像
JR東日本 鉄道事業本部 Suica事業部長 椎橋章夫氏
Suica発行枚数の推移。PASMO乗り入れで加速するかの画像
Suica発行枚数の推移。PASMO乗り入れで加速するか
PASMO乗り入れで対応路線、駅数は大幅に増加の画像
PASMO乗り入れで対応路線、駅数は大幅に増加
ビットワレット 執行役員常務 宮沢和正氏の画像
ビットワレット 執行役員常務 宮沢和正氏
Edyの発行枚数や加盟店舗数の画像
Edyの発行枚数や加盟店舗数
Edy対応カードのバリエーションの画像
Edy対応カードのバリエーション
フェリカネットワークス 企画部 統括部長 丸子秀策氏の画像
フェリカネットワークス 企画部 統括部長 丸子秀策氏
モバイルFeliCa端末の普及状況の画像
モバイルFeliCa端末の普及状況
おサイフケータイイ対応機種は現在76機種(発表ベース)の画像
おサイフケータイイ対応機種は現在76機種(発表ベース)
 東京ビッグサイトで開催されている「IC CARD WORLD 2007」にて、3月6日にFeliCaワークショップと題して、ソニー、JR東日本、ビットワレット、FeliCa Networksの4社の代表が出席したワークショップが開催された。司会は、通信・ITSジャーナリストの神尾寿氏だ。

 冒頭、ソニー FeliCa事業部門 事業開発部 統括部長の納村哲二氏が、FeliCaチップの累計出荷が2億個を超えた市場が拡大していることを述べた。加えてサービスが多様化しているので、Edy、Suica、iDなどの方式に対応したマルチリーダ/ライタの重要性と高速、大容量チップの開発も進めているとのことだ。

 JR東日本 鉄道事業本部 Suica事業部長の椎橋章夫氏は、Suicaの発行枚数が1,900万枚以上、電子マネー対応で1,500万枚を超え、1日1万枚のペースで増えているとも。3月18日からはPASMOとの乗り入れも始まるので、さらならるサービスの充実もしていくそうだ。具体的には、記名式のSuicaの再発行、こども用Suica、各社連絡定期券への対応となる。また、Suica普及の要因のひとつとして、改札でサイフやバッグ、定期入れをかざすだけという「スマート」さが女性や若い層に受け入れられたのではないか、との認識も示した。

 ビットワレット 執行役員常務の宮沢和正氏は、Edyは小額決済向きでだれでも発行できることからプリペイドカードからクレジットカードや会員証などとの一体型といった形態、そして小売店舗以外に高速道路やタクシーなどの面展開によって、発行枚数で2,800万枚弱、加盟店舗49,000、1日のEdy取り扱い数1、500万件という数字を紹介していた。とくにスーパーマーケットなどでは、小銭のわずらわしさから解放され、クーポンやポイント制度もあり、主婦層(それも高齢者)への浸透が進んでいるそうだ。

 フェリカネットワークス 企画部 統括部長の丸子秀策氏は、子供のPTAの会合でケータイによる登下校管理や防犯ができないかという話になったとき、FeliCaなら実は簡単にできるということを説明したエピソードを紹介した。続けて、モバイルFeliCa対応の端末(おサイフケータイ)が2007年1月発表現在で累計76機種になり、端末の普及台数はこの3月には3,000万に達するだろうという予測を示した。エピソードにもあるように、ここでも、主婦層への認知度の高さとおサイフケータイの若い女性への浸透を強調していた。

 電子マネーの鍵を握るのは、家計同様にやはり女性ということだろう。
《中尾真二》
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