トッパン・フォームズはRFIDチップ「MM Chip」のデモを行っていた。MM Chipは13.56MHz〜2.45GHzまでの全周波数帯域に対応したもので、エフ・イー・シーが設計・開発をした微小RFIDチップ。トッパン・フォームズは、同チップを利用した製品の共同開発・販売を行い、また中間製品の開発・製造、最終製品の加工並びにシステム開発を担当している。MM Chipはサイズ0.7×0.7×0.07(mm)。通信距離は数mm〜5m。ブースで展示しされていたのはMM Chipを埋め込んだスレッドテープで、このスレッドテープが用紙に巻き込まれていた。 ブースの担当者は、「A4サイズに切って認定証にしてもいいし、重要書類に活用してもいい。実験分析をうけている会社が実験レポートをコピーされてしまうことを想定し、提出されたレポートがコピー品でないかどうかの判断にも使える。また、反物に織り込んで1本1本を管理するとか、宝石に活用するとか、要するに高級品で比較的偽造されやすいものに使うなどのケースが考えられます」と説明した。