東北電力、122拠点の構内ネットワークの無線化をほぼ完了

2007年2月22日(木) 20時17分
 シスコは22日、東北電力がワイヤレスアクセスポイント「Cisco Aironetシリーズ」を導入し、社内情報ネットワークの無線LANシステムを構築したと発表した。

 同システムは、より柔軟なワークスタイルの実現と社内コミュニケーションの強化を図るために、本支店8か所をはじめ、新潟を含む東北地域の営業所、技術センター、発電所など122拠点に整備されたLANを、有線から無線へと変更するというもの。なお、無線LAN環境への移行は2006年9月より順次進められており、今月までには一部の事業所を除くほぼすべての事業所への設置が完了する予定だとしている。

 また、端末数が13,000台にもおよぶ大規模なネットワークであるため、無線LAN環境におけるセキュリティも大きな課題のひとつだったという。このため、同システムでは外部からのイントラネットへの不正接続を的確に監視し、顧客情報をはじめとする社内情報の漏洩防止強化を図るため、最新型のICカードによるデジタル認証を採用する高度な監視システムの開発・導入も同時に行われている。

 今回の導入では、将来性や拡張性、既存システムとの親和性などを考慮し、シスコのワイヤレスソリューションを採用。ワイヤレスアクセスポイントには「Cisco Aironetシリーズ」を導入し、管理ツールとして「CiscoWorks WLSE(Wireless LAN Solution Engine)」が利用されている。

 アクセスポイントの「Cisco Aironet 1231G」および「Cisco Aironet 1242AG」は、IEEE 802.11aと802.1Xに準拠し、最大54Mbpsのデータレートおよび高いキャパシティとスケーラビリティを提供する製品。今回東北電力で802.11aが採用された理由として、広帯域(54Mbps)と5.2GHzの周波数帯域が挙げられており、特に無線LAN以外でも数多くの用途で混在する2.4GHz帯を使用する802.11b/gに比べ、電波干渉が少ないことが考慮されたとしている。
《村上幸治》
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